今週中に絶対にやること。手じまい。
あっちは短期のトレーダーで、ほとんどのトレードが5日とか10日未満で完結する。だからこれは短期トレーダーの連休対策だ。
たぶん、短期トレードで飯を食っているトレーダーで、出来上がっているトレーダーなら、連休前にポジションダウンサイズの整理の行動をとらない人はいないと思う。
なんで?
結果的に一番利益になる行動だからだ。そして、最もストレスが小さくてすむ。
あっちが相場様の中で決められるのは、どんだけ損をとるかだけだ。
天才だったらいざしらず、そうじゃない、フツーから労力だけで成り上がったあっちができることは、損失のコントロールだけだ。順行がどこまで行くか、どこで折れるかなんか、折れてみないとわからない。
そして、大半のトレーダーは、あっちと同じタイプだ。天才なんて、滅多にいないから天才という。
手じまってしまって10日間、海外が順行したら、もろ儲け損ねじゃん!!! と考える人は沢山いると思う。順行してみろ、後悔だけで済むか、鉄板の自信があるってのに、手じまうってアホちゃうかってなものだろう。
じゃあききたいのだが、逆だったらどうしますの? 海外が逆行したらどうなりますのん。
ヘタを打ったら、一発退場があり得るのが相場って世界だ。目の前まっしろ、ホワイトアウトだけじゃ済まねぇぞって、あっちなら、そちらを考える。
今回、日本は、10連休なんていう長期休暇に入る。日本だけ。日本だけだ、日本だけ。
その間、海外の市場は普通どおり開いている。
その10日分が、10日後にドカンと、10日後の寄りにどかんとぶち当たってくる。方向どっちに? わかんのか、それが。
もし世界で何かあったらどうしますのん? その10日間、あっちらの注文は、通らないんだぞ。なすすべがないってやつだ。
なすすべなく、座して死を待つのか? あっちにはそんな諦観ねぇぞ。
入っていれば、ホールドしておけば、稼げるかもしれないし、ホールドしておかなければ、ごっつい稼ぎをふいにするかもしれない。
それがどうした、なんぼのもんやねん。
入っていなければ、連休前に手じまっておけば、目の前真っ白のホワイトアウト級のダメージは絶対に避けられる。「避けられるかもしれない」ではなく、「絶対に避けられる」だ。
あっちには、どう転ぶかわからない、不確実な未来に、一発博打をうつ根性の持ち合わせなんざ、ない。
相場という世界では、チャンスは何度でもやってくる。そして、お金様と気力を失った者には、チャンスを掴めないようにできている。
トレードって世界では、儲け損なうことを恐れる者よりも、回避できる損失を回避しないことを恐れる者のほうが強いって、思ってる。