影さんのブログ
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アノマリー [2] 季節銘柄
拙者の日記が日経平均の話が中心なのは何故か?それは日経平均株価とは、日本の市場価格、上げ下げの方向性を代表する指数だからでござる。日経平均が激下げの日に上げる逆行高の銘柄はないこともないものの、まあ稀なケースでござりましょう(^^;
今回の米国金融危機のようにダウが下げると日経も下げ、市場全体が下げ方向となってしまうという、拙者『万有引力の法則』はもはや避けられぬ事態。例えば電力や医薬品といったディフェンシブ業種も、下げ幅が他と比べて小さいというだけで、根本的な対策にはなっておりませぬ。
ところが、こんな場面で強いのがアノマリー銘柄。と云っても、昔から云われるような「ビール会社は夏に上がる」なんてベタなことを申すつもりはござりませぬ。拙者が7月以降に入れた買いPIcksはほぼ壊滅状態(実際に買わなくて良かった…冷汗)ながら、その内ひとつだけ買いでプラスの銘柄がござりました。
それは、2811 カゴメ。同社は3月決算ながら、第一四半期で実に66%の営業減益、早くも09年3月期業績の約27%下方修正を発表。ところが翌日こそ大幅安となったものの、あっという間に切り返し、その後一週間で一気に大幅高。その後もこの一連の米国・日経総崩れの中、そんなのどこ吹く風で高値をキープしておりました。
いったいどうなっているのか。この銘柄の特徴をまとめると以下の通りでござる。
①個人株主比率が6割、金融・法人株主・投信で3割を占めているため、外国人や大口投資家が売り崩せない。
②3月と9月に自社製品の優待があり、品物目当ての個人は権利確定日まで売らない。
つまり、固定株主が手放さないため、例年3月と9月の権利確定日に向けて株価は上がり、翌日から今度はずっと下がる。今期は業績が悪いため上げ幅は少なかったものの、半年単位での上げ下げの「流れ」は例年共通しておりまする。(…と思い、今日Pickを「買い」から「売り」に転換致した次第。)
こういう銘柄は拙者のような素人投資家向きと申せましょう。上げ幅こそ少ないものの、買い時さえ誤らなければ(2~5月と8~11月は買いご法度)大けがする可能性は低く、業績発表に注意しながらアノマリーを守って売買すれば良い。しかも優待品も頂戴できるというおまけつきでござる(^^)
こんな銘柄が幾つもあれば、何も悩まないで良いのでござりましょう。もし皆さまご存知のアノマリー銘柄がござりましたら、是非ご紹介下され(^^)
いや、いっそのこと買ったら最後下がらない銘柄があれば…とお思いのあなた。そんな都合のよい銘柄などござらぬ、というのが不変の真理ながら、ここ5年間ずっと上げトレンドという銘柄はござりまする。それはまた次回(^^)/
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自分のお気に入り銘柄は誰も持っていますね。
ここは創業者の家も近く大仏さんの下に工場がありました。
なつかしいところです。確かに優待がよく個人がすごく多いです。またいいのを教えてください。
いつもコメントかたじけのうござる。
今回は拙者得意銘柄の話で終始してしまい失礼仕る(^^; 拙者、工場は参ったことないものの、栄の本社前は良く通りまする(錦三丁目繁華街への通り道だから…?)
優待は外国人投資家には不評ながら、この会社には良くも悪しくも株価維持に役にたっているようでござる。他にも日本マクドナルドなど似た優待銘柄もござりまするが、カゴメほど安定感に欠けるので、今回は様子見でござる(^^)/
カゴメの優待はかなり有名ですもんね~どうせなら食べ物系欲しいって思うだろうしな。。ここは主婦が支えていると思う!外資の入り込めない主婦の憩い・・こういうのが理想なんでしょうね。。
今日もお疲れさまでござる。
まさしくここは主婦・家族層に支えられているかと存じまする。今は業績が芳しくないので、9/24まで現物はホールド、一方で空売りが増えているため信用倍率も0.2台となり、もはや逆日歩がついてまする。
株主総会も、個人株主に自社アピールを一生懸命やられているようだし、ある意味株主と会社の理想的な関係を築いているのかもしれませぬ(^^)
今日から美味しいお米を食べています。
株価は元に戻らないけれど、
何年も食べてたら元はとれるかな?笑
優待が続いていればの話ですが...(-"-;)
コメントかたじけのうござる。
おおっ、優待のお米でござりまするか。優待株の場合、問題となるのは、固定株主比率(浮動株が少ないこと)、その会社の業績、自社製品の優待かどうか、また上げ下げの流れ、アノマリーが読み易いかどうかが肝要かと存じまする。
一番怖いのは業績低下で株価が下がること。10~11月に半期・四半期決算発表があるので、そこは要注意でござりましょう。優待が続く、というより株価が戻ることを願っておりまする。
カゴメは野菜飲料が苦戦中とか。。。
収益力が落ちてるのは、原料高のせいなんでしょうか?
優待銘柄は、あまり良い思いしてないからなぁ(ーー;)
明日は中間配当の権利確定日ですか。
3月もそうでしたが、嫌な雰囲気の中での選択です(?_?)
ところで、総裁選ごっこの次は組閣ごっこ。
この非常時にユルイことばかりしてます★
いつもコメントかたじけのうござる。
ご指摘の通り同社は原料高の影響を受け苦戦中で、今期業績を下方修正。優待直前の株価も例年に比べて低い位置にいるものの、この銘柄の良いところは、米国の影響を受けにくく、優待確定日までは大きく株価が下がらないところでござる。(逆に言うと木曜から下がるかと…)ここの場合、優待取りは2~3ヶ月前に買っておかないと厳しいかと(^^;
ちょっと昨晩のダウの下げが大きく、今宵の動き如何で危機が再び訪れることが考えられ、麻生政権多難の船出となるかもしれませぬ。旧体制の一新を願うばかりでござる。
そうそう、優待と個人投資家、
そして、株価と優待権利の確定日って関係深いですよね。
特に個人株主比率が高いと、その傾向が強いですよね。
電力会社も配当が多いから、その傾向があるような、、、(^o^)
コメントかたじけのうござる。
優待というのは日本独特の制度で、個人株主がメインの会社にとっては貴重な制度かと存じまする。カゴメは特に個人株主が多く、権利確定日と株価の関係が一番顕著な会社のように思われまする。
電力会社も然りながら、投信や金融関係の換金売りが入るので、株価の動きが読みづらい気が致しまする。上げ幅よりも、カゴメのような安定した動きの銘柄の方が精神安定上良いように思いまする(^^;