TOPIX -4 @1,612
日経平均 -4円 @21,505円
米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が市場予想を上回って上昇し、米ダウ工業株30種平均はほぼ半年ぶりの高値を付けた。これを好感して、TOPIXも日経平均も高く始まった。しかし、買い一巡後は国内金融機関の益出しの売りに押された。日経平均は一時200円超高くなったが、後場の寄り付きから下げ始めた。
中長期志向の海外投資家の買いも入っているだろうが、売り圧力は消えない。3月第3週まで海外投資家は8週連続で売り越している。都銀・地銀も3月第3週まで31週連続で売り越している。また、月末から始まる10連休を控えて、買い持ちポジションを一旦手仕舞いする動きも増えるだろう。
日経平均の日足チャートを見ると、ほぼ水平の10日及び25日移動平均線の上に株価はあるけれど、昨日の長い上ひげに続いて今日は陰線で終えた。上値では根強い売りが待っていることを示している。
33業種中17業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、非鉄金属(2位)、機械(3位)、銀行(4位)、証券(5位)となった。