今月末に向けて需給が改善すると予想される

優利加さん
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昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +7.05 @25,709.94, NASDAQ -12.50 @7,630.91)。ドル円為替レートは111円台後半での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,434に対して、下落銘柄数は634となった。騰落レシオは101.84%。東証1部の売買代金は2兆7889億円。

TOPIX +14 @1,603
日経平均 +164円 @21,451円

円安と上海株の上昇を好感して、TOPIXも日経平均も上げた。日経平均は一時230円ほど上げた。中国の全国人民代表大会で李克強首相が減税や社会保険料引き下げの日程を明らかにしたことで、上海総合指数が上昇した。今まで上値を抑えていた国内金融機関による決算対策売りや持ち合い解消売りも今週いっぱいで出尽くしそうである。その先、3月下旬には配当権利取り狙いの買い、配当再投資を目的とした先物買いが増えると予想され、需給が改善することが期待される。

日経平均の日足チャートを見ると、ほぼ横向きとなった10日移動平均線と上向きの25日移動平均線の間に挟まれてはいるが、辛うじて10日移動平均線の上にまた浮上した。ただ、上に動こうとする力はまだか弱い。しかし、今月末に向けて需給が改善すると予想されるので、意外とするすると上がるかもしれない。

33業種中31業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、その他製品(2位)、繊維製品(3位)、医薬品(4位)、銀行(5位)となった。


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