体に悪いものを止めたからといって、発がんしないとは限らない。
例えば肺がんの場合、煙草を吸わないのになる人が多いというデータがあって、これが元で禁煙規制が強まっていると思われる。副流煙が犯人なのではないかという思想だ。煙草を止めるヒトは増えているというのに、肺がんになる人が増え続けている。診断技術の進歩による、早期発見率の上昇とか、嫌みな言い方をすると過剰診断もあるかもしれない。はたまた、高齢者増加によって昔アスベストを吸っていたヒトが肺がんを発症しているのかもしれない。他にもたくさんの原因を想像することができよう。
また、体に悪いものを止めてからも、それ以降十数年間は発がん確率へ残存影響があるという説もあるらしく。そういえばオイラの他界した父は、脳出血が生じて、アル中状態からほぼ断酒したのだが、その7年後くらいに肝臓がんが発覚した。近藤誠医師は当時有名ではなかったが、父親は抗がん剤や手術を全部やらないと公言して、オイラたちは驚いた。結局、父親は幸い痛みや転移もなく、その後10年程度ふつーに生活できて、最後は突然飯が食えなくなって、2～3ヶ月で眠るように死んだ。近藤誠医師のことを知ったのは最近のことなので、当時の父親の様態を思い返しながら、近藤医師の記述の正確さに感心している。
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そんな具合なので、オイラが煙草を止められたとしても、ある日がんが発覚することは大いにあり得る。肝臓か肺の可能性が高いと思われる。煙草は常に身につけているのだが、とりあえず5日間吸っていない。吸わなくてもイイのならば、あるいは吸う本数が大幅に減ると煙草代が浮くので、それを追加の医療保険に回そうと思っている。
全国共済(安い・死亡保険がつく)と、どこか民間医療保険(三大疾患ならば以降保険料免除も死亡保険なし)を組み合わせて、支払いは月に1万1～2千円になると想定している。
