優利加さんのブログ

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8~9月くらいが日本株の戻りのピークになるか?

昨日の米国株式相場は大幅安となった(DJIA -361.12 @25,665.20, NASDAQ -70.53 @7,524.82)。ドル円為替レートは111円台後半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が663に対して、下落銘柄数は1,382となった。騰落レシオは112.22%。東証1部の売買代金は2兆252億円。

TOPIX -8 @1,619
日経平均 -96 @21,726円

米国株安と利益確定売りに押されて、TOPIXも日経平均も下げた。日経平均は昨年10月初旬高値から12月下旬安値までの下げ幅の半値戻しを達成していたので、目標達成感から売りが優勢となった。しかし、米国株が大きく下げた割には日本株の下げは小さかった。本日開幕した中国の全国人民代表大会では、2019年の経済成長率目標が引き下げられたが、相場に既に織り込み済みだったので株価への影響はほとんどなかった。

現在の戻り相場の背景には、米国FRBが利上げを停止し、昨年11月には3.2%台だった米長期金利が2.7%程度まで下げてきたことがある。ドイツやイタリヤでも金利低下が進んでいる。米国は大型減税効果が年後半には息切れとなり、景気拡大のペースが鈍り、他国に見劣りすると見られる。すると、現在強含みのドルは弱くなり、ドル円相場もドル安・円高方向へ動く可能性が高くなる。これは日本株にはマイナス要因として働く。さらに、今年10月には消費税率が8%から10%へ引き上げられる。政府はポイント還元などで景気への悪影響を抑えようとしているが、株式相場への下押し圧力は免れない。8~9月くらいが日本株の戻りのピークになるか?

日経平均の日足チャートを見ると、今日は下げるには下げたが、ほぼ十字線となり、売り買いの圧力がほぼ拮抗しており、且つ、上向きの10日移動平均線の上で推移している。

33業種中31業種が下げた。下落率トップ5は、ゴム製品(1位)、輸送用機器(2位)、鉄鋼(3位)、金属製品(4位)、機械(5位)となった。


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