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投資で成功する秘訣(曲がり屋編)

投資で成功する秘訣は得意分野で勝負すること。

これはジム・ロジャーズ氏の言葉ですが

曲がり屋はズバリ!「失敗から学ぶ」ことが最も大事だと考えています。


例えば初心者さんに多い「塩漬け」や「買ったら下がる、売ったら上がる」

こうした失敗には必ず原因があるので、それに気付けば問題は解決する筈です。


以下に初心者さんに多い失敗事例と対処法を列記します。


先ず初心者さんに多い失敗の1番目は「塩漬け」だと思います。

塩漬けの原因は損切り出来ない、損切るタイミングが遅いの何れかなので

ここではその解決法をご紹介します。


<損切り出来ない人の心理>

①全ての売買で損をしたくない勝率に拘っている

②損失を確定するまで損をしたという実感がない金銭感覚に問題有り!


勝率に拘る人は含み損が発生しても買値を上回るまで我慢しようとします。

そして極限まで我慢した挙句、不安に駆られて漸く損切りするのですが

諦めた時が最安値だったということは案外多いものです。


つまり個人が買い場だと判断した時は機関投資家にとって絶好の売り場で

株価の下落が止まらず不安がピークに達した時は買い場であることが多く

「買ったら下がる、売ったら上がる」という現象が起こるのはそのためです。


また塩漬けの期間が長くなるほど機会損失(逸失利益)も膨らむので

投資効率は著しく低下し、まさにWパンチと言えます。


次に「含み損は損切りするまで実損ではない」と思っている人。

こういう人に限って含み益は利益だと都合良く考え

利確する前に無駄遣いをしてしまう傾向があります。


含み益が一夜にして含み損に変わることは決して珍しくないので

儲かった気分になって予め買い物や旅行をするのは止め

利益を確定してからプランを立てることをお勧めします。


(まとめ)

塩漬けの原因は勝率に拘ること!

含み損は実損、含み益は利確するまで利益ではないと心得よ!


<塩漬け解消法>

〇「損切りルール」を作りそれを守ること

 経験的に買い値から短期間で8%以上下落する株は

 時々固有の原因を内包していることがあるので

 「損切りルール」の基準は  max-8%~-10%が限度だと考えています。

 (教科書に書かれている損切りラインの例は-5%が多い様です)

 また「投資は損失を最小限に抑える」ことが重要なので

 買う時に逆指値をして置くと塩漬けは回避出来ます。


〇勝率に拘らず年間収支をプラスにすることを考える(1勝9敗でも勝てる)

 経験的に大きな利益(+30%以上)に繋がる売買は年間を通じて1割未満です。

 ですから勝率1割でも年間収支をプラスにすることは可能なので

 この1割に相当する銘柄を選ぶ際には、情報入手と調査・分析に

 充分な時間を費やすことが大事です。


<年間収支をプラスにするプラン> 

 流石に勝率1割では心許ないので、目標を5割に設定し

 年間100銘柄売買した場合を考えてみます。

 ①そのうちの10銘柄(1割)で+30%以上の利益を確保する

 ②40銘柄(4割)は薄利またはプラマイゼロでも確実に利益を確定する

 残りの50銘柄(5割)は損失を最小限に止める(-5%以下がbetter)

 ④有事に備え、常に予備資金を確保して置く(bestは50%以上)

 ⑤地合いが怪しくなった時は、日経Wインバース等でリスクヘッジをする


 ①~⑤を徹底すれば、年間収支が赤字になることは滅多にありません。

 またこういう考え方が資金管理の基本でもあると思います。

 因みに、年間勝率5割が目標の場合、2回に1回損切り出来ると考えれば

 損切りに対する抵抗感は薄れる筈です。


初心者さんの失敗で2つ目に多い原因は

気付かないうちに相場の罠に嵌ってしまうことだと思います。


しばしば「株は安く買って高く売るもの」などと言われますが

個人投資家の大多数は「高く買って安く売らされている」のが現実です。


その原因として考えられることは

①機関投資家の存在という株式市場の構造的な問題がある

 機関投資家は株価を動かすことが出来るので

 個人投資家は常に彼等の肥やしにされてしまいます。

 そこで個人投資家が背負っているハンディを克服する方法として

 先人達は「人の行く裏に道あり花の山」という名言を残してくれました。 

 常に多数派と同じ投資行動をしていては生き残れないという教訓です。


②評論家やアナリストの意見や予想に振り回される

 投資の評論家は投資経験が無くても出来る仕事です。

 従って教科書的な解説多く、実戦向きではないという印象を持っています。

 

 一方アナリストはサラリーマンなのでレポートを書くのは日常業務です。

 そのため彼等の発言は当たり障りのない後付け的な内容になりがちで

 常に逃げ場が用意されています。

 勿論参考になるレポートもありますが、彼等の解説を信じて売買すると

 高く買って安く売ることが多くなるというのが個人的な印象です。

 因みに、私は専門家でも少数派の意見に耳を傾ける様にしています。


③心理戦に負けてしまう

 株は心理戦なので、機関投資家の行動様式や

 他の個人投資家の心理を読むことが重要です

 またNET上には個人を嵌め込む情報も数多く混在していますから

 耳障りの良い話に同調し易い人は要注意です。


 因みに心理戦が最も顕著に表れるのは板情報なので

 見えない相手の心理を読む力を養うためには最も良い教材だと思います。

 何れにしても、場数を踏むことがスキルアップに繋がる訳ですが

 その時々で、気付いたことを細かく記録して置くことが重要

 経験の記録は後の投資判断に大いに役立ちます


初心者さんが失敗する3つ目の原因は「売買のタイミングを誤る」ことでしょう。

確かに株は安く買って高く売れば良いのですが

超能力者でない限り、株価の底値や天井は誰にも分かりません。

しかし株価の底や天井のサインはチャートからある程度判断出来るので

反発しそうな銘柄を見付けたら打診買いしてみる。

或いは底打ち反転を確認した時点で買ってみるという方法が無難だと思います。


また株の売買は買い時より売り時の方が難しいので(欲が出るため)

例えば30%利益があれば全て利確する、或いは数回に分けて利確するなど

損切りルール同様、利確のルールも予め決めて置くと良いでしょう。


<チャートで判断する買うタイミング>

①日足=現在の株価水準を判断する材料

  例えば持ち合いを上放れたら買い、持ち合い相場の下限付近は買い

  という様に、主に短期スイング投資の判断に適している

②週足=トレンドが上向きか下向きかを判断する材料

  トレンドが下向きから横ばいに転じた時、或いは反転したら打診買い

  という様に、中期的な投資判断に適している

③月足=長期的な株価水準を判断する材料

  現在の株価が過去の株価と比較して割安か割高かを知る指標ですが

  長期的な株価水準は事業環境や業績等によって変化しますから

  過去の株価に拘ると投資判断を誤る恐れがあるので要注意です!

  従って売買のタイミングを判断するのは日足と週足がメインで

  月足は補足的な役割に位置付けています。


因みに私が月足を参考にする時は以下の2点に注目しています。

〇長期に亘り右肩上がりの銘柄は成長が持続している可能性が高いので買い

〇長期間右肩下がりか横ばいの銘柄は成熟産業や斜陽産業に多く見られますが

 成長産業の場合は負け組の可能性が高いので買いは見送る


④その他のタイミング  (矢印はその後の個人的なイメージです)

〇長期間ダラダラ下げ続け、漸く下げ止まった時

〇一定の範囲内で上下動を繰り返していた株価が波の下限に近付いた時

〇一定期間揉み合っていた株が突然窓を開けて上昇した時

〇短期間で急騰(S高連荘以上)した銘柄の初押しor

〇一相場終わった銘柄の三分の一押し、それで駄目なら二分の一押しor

〇突如大陽線が出現した時or

〇大陽線は無いが長期間右肩上がりが続いている


まだまだ書き足りませんが、長くなるので今回はこの辺で。

尚この日記が少しでも初心者さんのヒントになれば幸いです!<(_ _)>

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