TOPIX -13 @1,569
日経平均 -123円 @20,751円
決算発表が相次いでいる中、最近発表した業績が良くなかった銘柄が改めて売られた。日経平均の下げ幅は200円を超える場面もあった。21,000円の上値抵抗線を上抜けできない状態が続いており、しびれを切らした短期筋が売りに転じたようだ。そのような流れの中でも目立って上昇したのがソフトバンクグループ(SBG)だった。
2018年4~12月期は投資ファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」などの株式評価益が貢献して大幅増益となった。さらに、SBGは6000億円を上限とする自社株買いを発表したことがきっかけで、ストップ高まで上げて日経平均を166円押し上げた。この上げがなければ、日経平均は289円下げていたことになる。この自社株買いの源資は、ソフトバンク(SB)がIPOするときに売ったSB株のお金、約2兆円である。残りは有利子負債や設備投資に充てるはずだ。
日経平均の日足を見ると、株価は上向きの10日移動平均線に接するところまで下げてきた。明日以降、このまま踏ん張るか、或いは下抜けするか?60日移動平均線が下げてきており、後2週間以内に21,000円くらいまで下げそうな動きである。
33業種中情報・通信を除く32業種が下げた。下落率トップ5は、石油・石炭(1位)、パルプ・紙(2位)、鉱業(3位)、不動産(4位)、建設(5位)となった。