決算プレイ……
…決算前後の株価の上昇または下落を予測し、
それに先回りをして、買いまたは売りを入れておく。。
などが考えられるが……
具体的に、何を、どうするか……
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予測というと、会社の業績がどうなるか?
という事を予測するのだと思うけど、それだけでは不十分でしょう。
業績が、「自分の想定より上ブレ」だとしても、
「材料出尽くし」で株価が下落することがある。
逆に、「自分の想定よりも下ブレ」だとしても、
「悪材料出尽くし」で株価が上昇することがある。
株価は、市場によって決まる。
そういう意味では、「自分の想定」ではなくて、
「市場の想定」より、業績が上に行くか下に行くか、
それを予測するべきである。
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「市場の想定」は、例えば「コンセンサス」とか、
手軽なのは「四季報の予想」とか、「アナリストレポート」とか。
決算短信では、「前期の業績」や「当期の業績予想」が、
企業から公表されるが、「市場の想定」とは異なる。(重要な情報だけど。)
また、、
個別銘柄の株価が、前回の決算発表後の価格から、
・上昇傾向にある=業績の良化を市場が想定している。
・下落傾向にある=業績の悪化を市場が想定している。
というように、株価の動きを見て、「市場の想定」を探る。
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・「株価が下落傾向」→「好決算」→「市場想定」上振れ→株価上昇(サプライズ)
・「株価が下落傾向」→「悪決算」→「市場想定」上振れ→株価上昇(ありがち)
・「株価が下落傾向」→「好決算」→「市場想定」下振れ→株価下昇(想定しにくい)
・「株価が下落傾向」→「悪決算」→「市場想定」下振れ→株価下昇(ありがち)
・「株価が上昇傾向」→「好決算」→「市場想定」上振れ→株価上昇(ありがち)
・「株価が上昇傾向」→「悪決算」→「市場想定」上振れ→株価上昇(想定しにくい)
・「株価が上昇傾向」→「好決算」→「市場想定」下振れ→株価下昇(ありがち)
・「株価が上昇傾向」→「悪決算」→「市場想定」下振れ→株価下昇(サプライズ)
パターンを8通りと想定して、実質は6通り。
「好決算」や「悪決算」の定義は、「前期業績」や「当期計画」を上回ること。
株価が上昇している会社が、「好決算」を発表して、
さらに株価が上昇すると思ったら、「材料出尽くし」で株価が下落すること
よくあるし、逆も良くある。
とはいえ、サプライズの2パターンは、
「好決算」「悪決算」が、素直に株価の上昇・下落に反映するので、
こういう会社を探すのが良いかもしれない。
例えば、
・株価が下落している会社
・【特集】今週の上方修正【大予想】 30社選出 <成長株特集>
に取り上げられるような会社とか
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上記までの流れとは変わって、
会社が決算発表をするタイミング。これも当然大事。
日経新聞の電子版などで、決算発表日を調べておくのは基本として、
会社によっては、「業績予想の修正」という形で、
決算発表の予定日より前に、業績数値を公表することはよくある。
そのタイミングは、なかなか読みにくいのだけど、
今週は、結構、多い週になるのではないかと想定します。
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また、例えば、直近の日本電産のように
・業績予想の修正で、大幅な下方修正を公表する。
・その後の決算発表で、株価対策の自社株買いを公表する。
こうなると、悪決算で下がると思いきや、好材料で株価が上昇するということに。
会社は、悪決算の時は、株価下支えの為好材料を出そうとするし、
その逆は逆とも言えます。
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こんな風に考えると、決算プレイというのは、
単純に好決算や悪決算を当てるだけでは、
なかなか、うまくいかないのでしょうね。