平成實録・大家地獄變④
大倒建託鹿児島支店の営業とは、東京海上ビルで、ご一緒したけど、現地採用、高卒以上、歩合制セールスマン。
3か月ぐらいの研修で、営業に出る。主に一括借り上げ方式で田舎の休耕地や田畑の地主相手に営業する。
その口上は、『地主様、むざむざ相続税を払うより、土地を有効活用した方がよいですよ』。
こりゃ、殺し文句だ。
(仮)山田太郎家。
時価3500万円の休耕地あり。
もし、いや必ず、太郎が死んだ場合。
土地には、3500万円+600万円×3名=5300万円。
これより、200万円の控除(この~国税のケチンボ!)がなされ、
5300万円ー200万円=課税価格5100万円となる。
税率表で、照らし合わせてみると、5100万円×20%=相続税1020万円が、山田家に科せられます。
(ただし、小生の試算は、杜撰です。国税庁HPで、お確かめを。また自宅や現金資産は捨象neglect《考えないとすること。社会学の手法》しました。)
う~ん、大根や白菜しか作れなひよな土地の相続で、1000万超の税を収めよ、てか。こりゃ酷税だ。
大倒建託のセールスマンは、3階建て以上のワンルーム・マンションを奨めてくる。そのこころは、歩合が高いからだよ~ん。
でも、これから鹿児島県の人口は、減ってくる。
人口統計は、ハヅレなひ。
なぁ~んで、ワンルームマンション建てれば、入居率80%を30年も続けられるものかは(入居率80%を割れば、家賃保証は、しなひと細かい活字でパンフレットに書いてあった)。
山田よ、断れよ!
また實際にあった大倒建託の大家殺しに次回、はなしを戻します。つづく