金と銀 レハール
https://www.youtube.com/watch?v=MMkyqcnQixY
この演奏会場は、ウイーンのニューイヤーコンサートでおなじみの、「楽友協会の大ホール(黄金のホール)」だと思う。楽友協会の大ホールのシャンデリアが、特徴である。
どういう訳か、昔の事ばかり、頭に浮かぶ。もうこの先がないので、今迄のことを、整理しているようだ。そして、どう生きたら、より有意義に生きられたか、考えている。読者は、このブログを参考にして欲しい。
この「金と銀」の思い出は、今頃の冬の寒い朝、中学2年生の頃か。あるいは3年生か、その頃である。登校前に、縁側で、学生服に、着替えている時に、よくラジオかテレビから流れていた。冬なので、寒かった。ああ、もう行がなきゃと思って、自転車で、片道4キロの半分は、舗装されていない道を登校した。
この頃、良き指導者がいれば、人生、変わっていたと思う。よき人生の人に巡り合えなかったことが、残念である。それではどうするか。よき指導者に巡り合えなければどうするか。よき本との巡り合いを捜すのである。わからなければ、古典を読むのである。
頭に時々、浮かぶのは、本郷の東大の構内のことである。32歳の頃か、有る女性とよく、歩いたものだ。その時は、安田講堂は、未だ、閉鎖されたままだった。
その、7年ほど前か。試験で安田講堂の前の、法文2号館で資格試験の試験中、この机を使った人は、日本をリードする人が、何人使ったろうかなどと、考えたものだ。よい環境とレベルの高い人に会うと、自然に高揚し、自らの考えていることが、高いレベルになってゆくような気がする。ここが、重要である。このレベルが高くなるような、気がすると、自然につまらぬことは、やらないようになる。これは、自らの、経験から言える。
人生長いようで、短い。つまらぬ事をすべきではない。と言っても、私も、随分と、空虚な時間を過ごしてしまった。それでは、充実した時間とは、なんぞやと聞かれると、これまた、答えられない。自分にとって、空虚であるか、充実しているかである。