TOPIX +13 @1,543
日経平均 +196円 @20,555円
1月14日発表の2018年12月の中国貿易統計で、輸出・輸入ともに前年同月比でマイナスとなった。これを受けてTOPIXも日経平均の下げて始まったが、中国当局による経済テコ入れの政策期待が高まったことで、設備投資関連など中国景気の影響を受けやすい銘柄に買いが集まって相場全体を押し上げた。また、1ドル=108円台後半まで円安・ドル高が進み、輸出関連銘柄が買われた。
昨年12月25日には東証1部のPBRは1.05倍まで低下し、1倍割れが目前まで迫っていた。PBRの1倍割れが続くとすれば、それは赤字企業が続出することを意味するが、そんな状況にない。明らかに下げ過ぎである。さらに、騰落レシオは66.88%と70%を切っており、相場全体が底値圏に達したことを示している。日経平均の日足チャートを見ると、10日移動平均線は上向きに転じ、株価はその上で推移している。1月8日以来、時の利は「買い」である。当面の上値抵抗線は10月26日安値@20,972円である。
33業種中27業種が上げた。上昇率トップ5は、精密機器(1位)、機械(2位)、電気機器(3位)、その他製品(4位)、石油・石炭(5位)となった。