リゾットとは、オジヤにあらず

元祖SHINSHINさん
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レシピ集を眺めていても、リゾットってきっとオジヤと一緒なのだろうと思っていた。なので、ずっとスルーしてきた。

ところが、「西洋料理のコツ」を読んでいたら、
リゾットのコツが書いてあって。
それによると、コメの粘り気を防ぐために、コメは洗わずに炒めるのだという。

粘り気がないってことは、オジヤとは違うみたいだ。
俄然、興味がわいてきて、レシピ集にあったクリームリゾットを調理してみたのだった。

バターでタマネギとニンニクのみじん切りを炒め、タマネギが透き通ってきたら、コメを洗わずに乾いたまま投入する。コメが透き通ってきたら、エビやマッシュルームなど好みの具材を加え、炒めておく。

別途、生クリームを加えた鶏ガラダシベースの汁を調整しておく。
このダシ汁を、1/3量ずつフライパンに注ぎ込み、汁気を飛ばしながら時折軽くかき混ぜて煮詰めていく。混ぜ方が強すぎると粘りが出てしまうので気をつける。この作業をもう一度行い、その後、残りのダシ汁をフライパンへ投入したら、蓋をして弱火で10分程度煮て、最後に粉チーズとこしょうを振り入れて食す。

食した瞬間、ひとくちでその美味さに圧倒される。オジヤとは食感がまったく異なり、思いの他さらさらしている。ミルキーで塩気のあるチーズがバッチリ決まっている。こしょうの風味が追い打ちをかけてくる。そこへ、プリッとしたエビの食感と、ツルっとしたマッシュルームの食感が合わさってくる。これはこれは、またまた激しい中毒性のある料理に遭遇してしまった。

欠点があるとすれば、調理中に沸騰したフライパンから、ダシ汁が噴火してしまうことだろう。なので、フライパンではなく少し深めの鍋で調理するのがイイに違いない。

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レシピ集を見ると、この他にトマトベース、和風ベース、カレーベースがあって、どれも試してみたいレシピになっている。

★「たれ・ソースの基本アレンジ571」学研プラス








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