堅実さんのブログ
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フインランデア 31年1月1日(火)20時34分
交響詩 フインランデア シベリウス
まず始めに、今年もよろしく、お願い申し上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=D8DxmUutTgc
この交響詩は、4つに分かれている。
1 全てに、打ちのめされた、重苦しい雰囲気で始まる。
2 次に、その苦しさ、重圧と戦おうとする心の葛藤になる。それは、今迄の、人生で、これを、何とかしようとする、心の状態である。3 その苦しさを何とか、乗り越えた、世界が広がってくる。
4 合唱に続く。これは、今迄の、苦しかった人生、境遇、不遇を乗り越えた、心の状態へと変わる。
これは、ベートーベンの、交響曲、5番の「運命」の縮約版という印象で受け取っている。
この4で書いた合唱は、ベートーベンの9番の合唱より、私はこちらが好きだ。9番合唱は、世界の人に呼び掛けるのに対して、これは個人の人格完成への物語である。
これは修行僧が、悩み抜いた末に到達した、境地でもあろうか。それとも、画家が、苦しんだ末、やっと、自分の納得できる絵が、出来た喜びであろうか。あるいは、試験の準備を、毎日している苦しんだ心が、合格して、安堵している状態であろうか。
(画面では、後半に時計が出てまいります。それが、何だか、見てのお楽しみと致します。これは、昨日、投稿しようと、思っておりましたが、心の悩みから、今日になりました。)
構成がよく、出来ております。始めは、場内が暗く始まり、次第に、明るくなってきます。それと、女性の、衣装が華やかなのも、成程と思います。
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堅実です。
随分、ち密に計画された、演奏だと思います。
ここまで、時間がきちりと、定まる演奏なのかと、思います。
相当、練習したのでしょうね。
「練習は、不可能を可能にする」 小泉信三。
ローズガーデン さんへ
今年もよろしくお願いします。
この曲は、「モルダウ」と並んでいると、思います。
何が、原因かは、別として、打ちひしがれている、自分から、その現状を何とか、克服しようとする、その気持ちに心打たれます。
これは、かつて、ナチスに征服されたフインランドの、第2国歌ともなりました。当時、国家が演奏出来ないので、このフインラデアが、演奏されました。そのような、経緯があります。
しかし、この曲は、個人でも、有用だと思います。
何かに、打ちひしがれた時、ベートーベンの「運命」もありますが
この曲も静かな、心の救いになると思います。
ここで、言えるのは、本当に強いものは、静かです。
本当に、良いものは、静かな湖面の中でも、底が深いものです。
そして、本当に良いものは、心が安らぎます。
そして、本当に、良いものは、困難な中で、何とか、生きようとする力を与えてくれます。これが、音楽の力です。
たまたま、年末に、演奏されましたが、年末でなくても、いつ、聞いてもよいと思います。
ちこ姉さんへ
今年も、よろしく、お願い申し上げます。
本分と、コメントで書きましたので、この曲につきましては、省きます。
この合唱の部分は、例えば、仕事から、解放され、いよいよ余生を送る、盲導犬のようなものだろうか。
あるいは、釈迦が、涅槃の状態に入る、境地だろうかと、思ったりします。