まず始めに、今年もよろしく、お願い申し上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=D8DxmUutTgc
この交響詩は、4つに分かれている。
1 全てに、打ちのめされた、重苦しい雰囲気で始まる。
2 次に、その苦しさ、重圧と戦おうとする心の葛藤になる。それは、今迄の、人生で、これを、何とかしようとする、心の状態である。3 その苦しさを何とか、乗り越えた、世界が広がってくる。
4 合唱に続く。これは、今迄の、苦しかった人生、境遇、不遇を乗り越えた、心の状態へと変わる。
これは、ベートーベンの、交響曲、5番の「運命」の縮約版という印象で受け取っている。
この4で書いた合唱は、ベートーベンの9番の合唱より、私はこちらが好きだ。9番合唱は、世界の人に呼び掛けるのに対して、これは個人の人格完成への物語である。
これは修行僧が、悩み抜いた末に到達した、境地でもあろうか。それとも、画家が、苦しんだ末、やっと、自分の納得できる絵が、出来た喜びであろうか。あるいは、試験の準備を、毎日している苦しんだ心が、合格して、安堵している状態であろうか。
(画面では、後半に時計が出てまいります。それが、何だか、見てのお楽しみと致します。これは、昨日、投稿しようと、思っておりましたが、心の悩みから、今日になりました。)
構成がよく、出来ております。始めは、場内が暗く始まり、次第に、明るくなってきます。それと、女性の、衣装が華やかなのも、成程と思います。