天地人さんのブログ

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2018年振り返り(反省)と2019年展望

皆様、2019年、新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
恒例の新年一発目として、昨年の振り返りと今年の展望について書きたいと思います。一昨年の記事で2018年は相場の転換期が来るかもなんて書いていましたが、12月に入ってまさかの急落。年末日本市場が休みの間にドル円は110円を割って109円台に突入しており、2019年は年初から気の抜けない相場展開になりそうですね。私も昨年10月以降は防戦一方で結構な損切りもしてきましたけど、年初から忙しくなりそうです。
例年通り、今年も昨年の振り返りと展望を記録しておきます。
【2018年の予想と結果】
・日本市場は4月の黒田総裁再選を前提とすれば年前半は堅調を予想。夏過ぎくらいから企業業績が好調なら出口政策の議論・不調なら業績その物の不安で上値が重くなりそうで、いずれにしろ年中盤から後半にかけて調整入りを予想します。
→これは半分当たり!?年前半9月まで相場は堅調でしたし、米中貿易戦争や世界景気全体の先行きへの不安から調整入りはしましたからね。思っていたよりは上にも下にも大きく振れた印象ではあります。
・そう考えると、J-REITは今年も下げそう。前半は投信の資金流出が続くでしょうし、後半は金利上昇の懸念が出てきますし。あとオフィス大量供給の話もあり。但し昨年1年間ずっと調整してきたので、上がらないにしてもソフトランディングは出来るのではと予想しています。
→外れ。株式市場が下げる中でJ-REITはまさかの年間プラスでした。オフィスの大量供給はあまり話題になりませんでしたし、金利上昇の話はほぼ出てこなかったですね。投信の資金流出は続いていたようですが、悪材料が少ない中で前年売られていた分の買戻しが入ったでしょうか。
・海外市場は、さすがに米国市場が今のまま一本調子で上げていく事はないでしょう。米国市場が調整入りした後、余ったマネーが新興国に行くのか仮想通貨に行くのか、いずれにしろ値上がり期待や利回り期待の高い所でバブル的な動きが加速するように思います。
→外れ。警戒していた仮想通貨バブルは年初早々に崩壊。株式市場も下げましたが、その後は米国株、特にFANGのような中核銘柄に資金が集中してバブル的な上昇がありましたね。年終盤の急落局面で崩れたので、米国のハイテク系はしばらくお休みなのかなと思います。
【2019年の展望】
2019年の相場の注目は、米国FRBの金融政策ですね。今年の利上げの回数についての議論ももちろんありますが、重要なのはほぼ確実に今年で利上げは打ち止めとなり、金融政策が引き締めから緩和へ変わる(もしくは近いうちに変わる)タイミングがどこかで来るという事。そのポスト金融引き締めの相場がどうなるかが今年の予想をするうえでは重要かなと思います。

・年前半は米中貿易摩擦の問題が続き、また原油安や各種指標の鈍化など実体経済の変調を示すデータが出てくる事で、全世界的に弱気な展開を予想。日本市場は海外株安に円高という二重苦になり、米国以上の調整は避けられないかなと思います。
・年中盤から後半にかけては、米FRBの金融政策転換をきっかけに米国株が反騰すると予想。円高が止まれば、日本市場も連れ戻しが期待でき、2019年はV字型の相場で年末には(期待も込めて)プラス水準で終了と予想します。
・日本の中小型は逃げ足の早い資金が中心なので、年前半は引き続き買いが入らない閑散状態の中で下落。年後半の反転相場でも戻しは限定的で、昨年に続き個別銘柄で当たり外れが大きく分かれる1年になるかなと思います。
最後に今年の注目銘柄ですが、今アセットとしては金が面白いと思っているので5713 住友金属鉱山、業績が悪いとは言え200円台はさすがに売られすぎに見える2193 クックパッド、去年も挙げましたが引き続きムーミン期待の8789 フィンテックグローバルに注目しています。
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