2018.12.11
ブログサーフィンなんかやっていると、目につく「大衆」という文字。
書いている人によって、その意味がかなり違う。というよりは、想定している「大衆」のレベルがかなり違う。
わかって読まないと、読んでるこっちが、きれいにドツボ落ちすることまちがいなしだ。
こういう書き方をするときは、あっちは落ちてイタイ目をみたと言っている^0^
大きな所で、「大衆の行動に乗れ(どこで入ってくるか考えろ)」という人と「大衆の裏をかけ」という人の、二大「大衆」グループがある。
「大衆に乗れ」という前者が想定している大衆とは、テクニカルでトレードしている人たちをさしている。意味は、テクニカルでトレードしている人たちは、だいたい入ってくるところが同じだ。だからそのポイントで入って、流れが出来上がっているうちに、食って逃げろってことだ。
「大衆の裏をかけ」という後者が想定している大衆は、相場が盛況になっているときに、根拠も無く、上がりそうだからという理由や、置いて行かれるのが嫌で飛びつき買いしている人たちを言っている。話題になっているから買うとか、雑誌やブログでで紹介されてたから買うっていう人たちもこちらに入る。
この人たちがつくる、「いきすぎ」状態のときや、パニックを起こしたときに、この人たちをカモにして稼げと言っている。
ただ、どの「大衆」であっても、「大衆」の人たちの、エグジットの行動は似たようなもので、どちらもトータルで勝てていない。
まず、損切り行動についていえば、損切りが遅れるとか、切る代わりに握りしめてしまうとか、せめて買値までと祈るとか、逆行する株価のほうがおかしいからここは頑張ってガマンするとか、5日位を想定した日足で入ったのに想定時間軸をかえちゃうとか、逆行中は見ないことにしてどん底で嫌になって捨てるとかね。
利確についていえば、天井で利確したがる。利確したあとで株価がぶっ飛んだら早い利確だったと後悔しまくる。トレードの利益なんて、トレーダー側でコントロールなどできない。決めたとおりに食っていくしかないのに、満腹を渇望する。ナドナド
なんかこのブロガーの文章の意味がよくわからんと思ったら、その理由が「大衆」って言葉の使い方にあることが、けっこうある。その人の言っている大衆がどんな人たちなのか考えてみるとすっきりする。
「テクニカルの知識があって、エントリーはある程度わかっている、エグジットが残念な、勝てていない人たちのグループ」「テクニカルの知識も経験もあるけど、あっちの手法、こっちの手法と浮気しまくって、結局勝てないまま手法ジプシーやってる、勝てていない人たちのグループ」なのか、「エントリーも気分でやっていて、エグジットも気分でやっている、勝てていない人たちのグループ」なのか「トータルで勝ててないやつ全部」をいっているのか、ナドナド
あっちは3年ほど前、ある二人のブロガーのブログをよく読んでいた。一人は、「テクニカルを勉強してわかっているが勝てていないトレーダーの塊」を大衆と言っていて、もう一人は、「そりゃもう気分でやってる人たち」を大衆って言ってた。
いやぁ、混乱しましたともさ
言ってる「大衆」の意味が違ったうえに、英語だったからさ、よけい混乱しちゃって。
ちなみに、日本人が書いた日本語ブログでも、書き手によって「大衆」の意味は、かなり違ってまっせ。