TOPIX +8 @1,667
日経平均 +88円 @22,351円
TOPIXも日経平均も小幅続伸した。10月の鉱工業生産指数の上昇率は市場予想を上回った。自然災害で落ち込んだ9月から生産や出荷が回復していることが確認された。さらに、米中首脳会談がこの週末に開催されるが、そこで通商交渉がある程度進展するのではないかという期待があり、買い戻しが優勢となった。11月の中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)は景気判断の分水嶺となる50.0まで低下して約2年4ヶ月ぶりの低水準となったが、上海株式相場は底堅く推移した。
日経平均の日足チャートを見ると、2点底のフォーメーションを完成しており、下降トレンドラインを上抜け、10日及び25日移動平均線が上向きに変わり、株価はその上で推移している。11月8日の戻り高値@22,583円が目先の上値抵抗線であるが、これを一気に突破すれば、心理的な節目である23,000円を目指す動きになる。さて、来週はどういう展開になるだろうか?
33業種中25業種が上げた。上昇率トップ5は、石油・石炭(1位)、鉱業(2位)、医薬品(3位)、精密機器(4位)、陸運(5位)となった。