下がる下がる下がる~(T.T)

びりっちさん
連日日経平均300円以上の下げが続くと恐くなりますね。

ただ本日の動きは「セリング・クライマックス」で、底値が見えてきたのではないかという意見もあります。

「下げ止まらなかった急落はありませんし、急落の程度が大きいほど最後に『セリング・クライマックス』といわれる『異常な動き』が出るのが相場と考えられます。本日前場の段階で東証一部の騰落銘柄数は値上がり55、値下がり1,640となっていましたが、過去最低だった3月の値上がり27、値下がり1,694に匹敵しています。また、日経平均が2日で14日の終値から1,000円近い下落となっていることも、『異常な動き』と考えられます。『セリング・クライマックス』とは市場が総悲観になり、売りに極端に傾いて起きる現象です。最終的には株式の価格は需給で決まりますから、売る投資家が売りきってしまえば下がらなくなるのが相場です。したがって、『セリング・クライマックス』の動きが見られると、一旦底値をつけることが多く見られます」(ケンミレ今日の視点)

「年初来安値銘柄は652と今年最多。値下がり銘柄数は全体の85%強に達した」(株式新聞)そうですし、そろそろ止まってくれても・・・(けど、以前のケンミレレポートでは年初来安値銘柄が1,000に達したら下げ止まると言っていたので、そしたらまだかも・・・)

しかし、この荒い相場が落ち着くには、まだ時間がかかるかもしれないです。サブプライムローン問題はまだまだ危険がいっぱいです。「サブプライムローンがさらに大きな問題に肥大化する可能性を秘めた記事が日経金融に掲載された。現在問題とされているのは「RMBS」と呼ばれる貸出債権から直接組成した住宅ローン担保証券。さらにこのRMBSを束ねて証券化した商品に「CDO」(債務担保商品)というものがある。このうち、裏付け資産の格付けがトリプルBなどあまり高くないものをメザニンCDOと呼ぶ。メザニンCDOでも返済順位が高ければトリプルAやダブルAがつく。しかし、ドイツ証券の江川由紀雄証券化商品調査部長は「メザニンCDOは格付けがトリプルAでもデフォルトするものが出てくる」と話しているし、UBSのCDOリサーチ部門のヘッド、ダグラス・ルーカス氏はメザニンで作られた111のCDOを分析し、「優先度の高いトリプルAで10%、優先度の低いトリプルAなら30%がデフォルトする」と警告する。これが本当に起こるのであれば、金融関連株はもちろんのこと、世界的にもう一段の株安が起こる可能性は否定できない」(8/15投資脳の作り方)というではありませんか。こんな破綻が起きたら、どれだけ金融界に影響が出るのやら・・・。

またケンミレ時事戦略リポートでは、「今回の問題は金融市場の信用不安問題が大きいですから、世界的な金融危機に至るリスクがあった1998年の「ロング・ターム・キャピタル・マネジメント(LTCM)」の破たん問題が参考になるのではないかと考えられます。(中略)当時のNYダウがどうなったかを確認して見ますと、8月に約20%の下落となっています。また、日経平均は10月にかけて20%を超える下落となっています。NYダウは14,000ドル、日経平均は18,300円がおおよその高値ですから、20%調整したと仮定しますと、NYダウ11,200ドル、日経平均14,640円が最も大きく調整したときの安値目処と考えられます。そうなると、昨日のNYダウが12,861ドル、本日前場の日経平均が16,047円ですから、まだ20%調整ラインまでは到達していないことになりますから、まだ下げ止まると楽観できない状況かもしれません」と述べられているではないですか~。
(しぶきさんが8/9日記でLTCMについて言及されています。早々と読みがすごいです!>>http://minkabu.jp/blog/trackback/8077 )

悲観して投げ売りしたくなる気持ちがわかります。投げませんけど・・・

ちなみに外国為替もどこどこ円高が進んでいます。JNB-FX吉田レポートによれば、「この間の値動きを見る限り、円安から円高へ基調転換した可能性が高くなっている。もちろん相場だから、揺り戻しはあるだろうが、円高へ転換した当初の値動きは、普通ならこのまま年内に105円前後の円高を覚悟する必要が出てくる」とのこと。輸出企業への影響が心配です。こういうときに企業の「為替予約」がどうなってるか知ることが大切なんですかね?でもどうやって調べられるんでしょう?

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