紅葉(もみじ) 30年11月8日(木)15時09分

堅実さん
紅葉(もみじ) 碓氷峠の思い出

紅葉(もみじ)」は、作詞:高野辰之、作曲:岡野貞一による日本の童謡・唱歌。1911(明治44)年に「尋常小学校唱歌()」上で発表された。


https://www.youtube.com/watch?v=CwsuMUiztF0 


秋の夕日に照る山もみじ

「濃いも薄いも数ある中に」
松をいろどる楓(かえで)や蔦(つた)は

山のふもとの裾模樣(すそもよう)


溪(たに)の流に散り浮くもみじ
波にゆられて はなれて寄って

赤や黄色の色さまざまに
水の上にも織る錦(にしき)


 数年前、友人2人と、信越線の横川駅辺りから、廃線になった線路を歩いて、めがね橋まで、歩いたことがある。

そこで、この紅葉の歌(歌詞)を、大きな紙に書いて、板に貼り付け、盛んに説明している老人に会った。この作詞は、碓氷峠辺りで、作ったらしい。碓氷峠は国道18号線の、群馬県と長野県の境の峠である。もう少し行くと、軽井沢に出る。


 気が付くと、「濃いも薄いも数ある中に」である。私は、その人に薄いは碓氷峠をかけた言葉ではないかと言った。薄いと碓氷である。老人は感心したような顔をした。この辺で作詞したので、その可能性は高い。


 時々思うことです。こういう歌詞は、とても美しくできている。そして、その碓氷峠辺りを、見渡すと、赤や黄色の紅葉(こうよう)は、少ない。ほんの、僅かあるだけである。


だから、かなり誇張して書いて有るともいえる。それでも、美しく、また作曲が、さらりとしたものとなっている。静かに流れる山の秋である。この先は、やがて来る初冬へと続く。はかなくも、短い秋の一コマである。

紅葉の季節である。先ほどから、晴れだした。



3件のコメントがあります
1~3件 / 全3件
堅実さん
yoc1234 さんへ

「すごく鋭い指摘。
本人の心に映った風景はそうだったのでしょう。
心でみれるとはすばらしいです。
素晴らしいことですね。」

yoc1234さんからは、何時も、ほめられていて、恐縮しております。

紅葉は、日没の2時間前が、一番、輝くと思いまして。
そして、静かに、消えてゆく。
音もなく、かすんでゆく。
その時が、一番、美しいのではと、思います。

これは、人の晩年でも、こうありたいと、思いまして。




yoc1234さん
こんばんは。

すごく鋭い指摘。

本人の心に映った風景はそうだったのでしょう。

心でみれるとはすばらしいです。

白山や穂高などいくと、ほんの一部だけきれいです。

がっかりとみるか、そこだけ見て、ものすごくきれいというか

それは個人の心の中だけにある。

素晴らしいことですね。


堅実さん

堅実です。


その後、考えました。


紅葉の一番、美しいのは、日没の2時間前が、よいと。

暮れゆく、夕日。

去りゆく、秋です。

静かに、幕が閉じる、日没前の、輝く一瞬でしょう。



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