今年は両親と私が代わる代わる通院する年でした
両親ともに高齢で、
「(父の)検査結果を聞きに行くので、一緒に付いて行って。」
と母に言われることが多くなっています。私も、検査結果を聞くだなんて、嫌で嫌で仕方がないのですが、
これも私の仕事のひとつと思って我慢しています
先日、大学病院に行った時、父が違う方向に歩き始めたので、
「お父さん、そっちじゃなくって、二度目の診察は向こうよ。」
と言ったのですが、私の声が聞こえないのか、
入り口近くの受付に診察カードを渡しました
「お父さん、そっちじゃないって。」
と再度声をあげる私を受付の女性はチラッと見て、
おもむろに父の診察カードを受け取りました。その診察カードを見ながら、PCで確認し、
父に、「今回の受付は〇〇科になります。」と笑顔で伝えていました
ふと、気づくと、受付の両横に座っているふたりの女性がニコニコしています
あっ
その瞬間、私は気が付きました。
受付の女性たちは私がわめいていることもあり、
おそらく最初から父が違う受付に来ていることに、気が付いていることを
でも、父のプライドを損ねることもなく、
しかも父をご機嫌にさせるほど優しく接しており、
病院の対応は企業に求められるものとは全然違うことに、
今さらながら気が付きました
hospitality --- 「親切にもてなすこと」「歓待」「心からのもてなし」は
hospital(病院)と語源的にも密接な関係があることを思い出した一日でした