17日の東京株式市場で日経平均株価は反発した。大引けは前日比140円7銭(1.21%)高の1万1749円79銭。16日の米株式相場の反発をきっかけに、前日下げが目立ったソニーやキヤノンなど電機株中心に買い戻しが入った。日本時間17日午前、米政府・米連邦準備理事会(FRB)が、経営危機に陥った米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)に公的資金を投入し、政府管理下に置くと発表すると、株価指数先物への買い戻し主導で上げ幅を270円に広げる場面があった。ただ、世界景気の減速懸念から積極的な買いは限られ、後場に入ると日経平均は1万1700円台で方向感の乏しい展開となった。東証株価指数(TOPIX)は小反発。