TOPIX +35 @1,646
日経平均 +463円 @21,920円
米国株の大幅反発、円相場の円安・ドル高、そしてソニーやホンダなどの2019年3月期業績見通しの上昇修正などを受けて、TOPIXも日経平均も大きく上げた。海外投資家からこれまで売っていた株価指数先物の買い戻しが入った。また、今日は月末なので、昨日に続きGPIFをはじめとする国内外の年金基金や投資信託などが安くなった株を買い増して、予め決められた比率に資産をリバランスする操作をしたと見られ、これも株価上昇圧力となった。
日経平均の日足チャートを見ると、昨日形成した底値圏での「包み線」を明確に上抜けした。これで下げ止まったと仮判断できる。ただ、このまま上げ続けることはまずなく、ある程度戻るとまた売り圧力が増して来て、再び下げて2番底を探る動きになることが普通である。値幅の調整はほぼ終わったかもしれないが、日柄調整がまだ不十分である。本当に底打ちしたかどうかは、「下降トレンドラインの上抜け」+「ダブルボトム」か「2点底」のフォーメーションまで待たなければならない。
33業種中30業種が上げた。上昇率トップ5は、電気機器(1位)、精密機器(2位)、サービス(3位)、上昇・通信(4位)、空運(5位)となった。