TOPIX +22 @1,611
日経平均 +307円 @21,457円
昨日10月29日のダウ工業株30種平均は朝方に230ドル超上げたがその後失速して245ドル安で終えた。これを受けてTOPIXも日経平均も売り先行で始まったが、日経平均が心理的節目の21,000円に迫ると押し目買いが優勢となり切り返し始めた。日経平均の上げ幅は一時400円を超える場面もあった。月末を控え、GPIFなどの国内年金がリバランスのための買いを入れたとの観測もある。また、上海株の上昇や円安・ドル高も株式相場を下支えした。東証1部の売買代金は4兆円台となり5月31日以来の高水準となった。これは、TOPIXの浮動株比率変更に伴う機関投資家の売買が膨らんだことも影響している。
日経平均は昨日までに10月2日高値(24,270円)から3,120円下げた。10月29日まで東証の空売り比率は20日連続で40%を超えていたため、今日は利益確定のための買い戻しが多く出て反発した可能性が高い。そうは言っても、7日ぶりの陽線であり、しかもかなり安値での陽線である。昨日の陰線を本日の陽線が包む「包み線」となった。強い下げ渋りの兆候と見ているが、この先どう動くだろうか?底値圏での包みの上抜けとなるか?
10月31日には中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)、11月2日にはもっと重要な米雇用統計が発表される。11月6日には米中間選挙もある。相場を揺り動かす材料に事欠かない。
今日はT株を打診買いしました。
33業種中30業種が上げた。上昇率トップ5は、パルプ・紙(1位)、その他金融(2位)、電気機器(3位)、サービス(4位)、機械(5位)となった。