TOPIX -6 @1,590
日経平均 -35円 @21,150円
連日の下げが続いており、自律反発狙いの買いで前場は一時日経平均が280円あまり上げる場面があった。しかし、上海総合指数が2%ほど下げたことで中国の景気減速懸念が高まり、機械、電気機器、精密機器といった景気敏感株を中心に売り優勢となった。本日の特徴は時価総額が比較的小さい中型株・小型株の下げが目立ったことである。
本日10月29日は、権利行使価格が19,000円のプットの売買が5534枚と、前週初の22日に比べて2.2倍に膨らみ、日経平均が20,000円割れを警戒している。
現在の景気回復はこの11月で7年目に入り、2019年1を超えると戦後最長を更新することになる。しかし、米中貿易戦争の激化や米国長期金利の上昇など、世界経済の足を引っ張るような要因も増えてきた。10月26日に発表された米国の7~9月期の実質GDPは3.5%増となったが、これは4~6月期の4.2%増より減速した。11月14日には日本の7~9月期実質GDPが発表される予定だが、自然災害が多かったことを考えると、良い数字は出てこないだろう。
日経平均の日足を見ると、今日は先週金曜の安値を更新しなかったが、上ひげを引いた陰線で終えたので、まだ上値の重さを印象づけた。そうはいっても、騰落レシオが71%まで下げてきたので、よほど突発的な悪材料が飛び出してこない限り、ここからの下げ余地は小さいだろう。つまり、今は比較的安心して買える局面と言える。
まだ仕込み途中だったA株が急騰した!予定の4分の1程度しか仕込んでいないのに、誰だ?大量に買った奴は?もう少し上手に誰にも気づかれないように買ってくれ(笑)。
33業種中18業種が上げた。上昇率トップ5は、電気・ガス(1位)、空運(2位)、その他金融(3位)、パルプ・紙(4位)、倉庫・運輸(5位)となった。