はんちくさんのブログ

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リーマン、AIGの騒動で出来た空気

 リーマンを見捨てたのと同様、AIGも見捨てざるを得ないのではと考えていた。
 しかし、結局公的資金が注入された。私利私欲の投資資金とは別の、「保険」という部分も絡んでいるから、これは仕方がなかったのかもしれない。

 明確な基準なく、苦肉の選択のなかで行われた今回の処置の中で、ひとつの基準が作られた。

 「被害の範囲が小さければ、見捨てられる」

 いまや、「ゴールドマン、モルガンスタンレー、その他住宅金融、地銀などは、脱出用ボートを全てはずされて、荒れた海の真ん中にいる」という状態になっている。もう、私的に金を融通してくれるところはない。
 「見捨てられる」と確定した以上、倒産の噂が立った時点で、相場は大荒れする。今まで以上にナーバスな状態に陥ると思う。

 モルガンスタンレーは、次の局面まで無事でいる自信が無くなったようだ。大手銀行との合併を考え始めているらしい。「銀行ならば救いの手が伸びるから生きられる」という考えだろう。こんな海の中、自力で浮いているのは困難だ。


 AIGが救われたからといって、全ての懸念が消えたと思ったら大間違い。「ここ数日、注目されていた材料が消えた」だけのこと。すぐに、次のきな臭い話が沸いてくる。


 新規空売りのタイミングを見る。チャンスはすぐに来ると思う。
 
 
  • タグ:

    AIG
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