高値警戒感から利益確定売りが優勢

優利加さん
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昨日の米国株式相場はNYダウは続伸した(DJIA +122.73 @26,773.94, NASDAQ -37.76 @7,999.55)。ドル円為替レートは113円台後半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が331に対して、下落銘柄数は1,714となった。騰落レシオは109.93%。東証1部の売買代金は2兆6993億円。

TOPIX -21 @1,803
日経平均 -160円 @24,111円

予想通り高値警戒感から利益確定売りが優勢となり、TOPIXも日経平均も下げた。9月の米国での新車販売が不調だったことで自動車株が売られ、石油相場の上昇が止まり、石油関連株も売られた。さらに、米国長期金利が低下したことで運用収益が縮小するとの見通しから生保や銀行株が売られた。しかし、今日くらいの調整は自然なリズムであり、上昇トレンドでも深い時は下方新値5本くらいまでは調整する。

10月5日には9月の米雇用統計、11日には9月の米消費者物価指数(CPI)などの重要経済指標が発表される。今年2月には株価が急落する局面があったが、あれは米雇用統計が米国長期金利を上昇させたことがきっかけだった。それほど、米雇用統計は米国金利だけでなく、世界中の株価や為替レートにも大きな影響を与える。

33業種中31業種が下げた。下落率トップ5は、輸送用機器(1位)、石油・石炭(2位)、その他金融(3位)、保険(4位)、電気機器(5位)となった。

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