今日の下げは自然なリズムだが、目先はやや軟調?

優利加さん
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昨日の米国株式相場は下落した(DJIA -106.93 @26,385.28, NASDAQ -17.11 @7,990.37)。ドル円為替レートは112円台後半での動きだったが、前日比やや円高水準だった。本日の日本株全般は下げた。東証1部では、上昇銘柄数が342に対して、下落銘柄数は1,730となった。騰落レシオは133.30%。東証1部の売買代金は2兆8110億円。

TOPIX -22 @1,800
日経平均 -237円 @23,797円

米国株安と円高への動きを受けて、さらに、前日まで大きく上げていたこともあり、TOPIXも日経平均も下落した。それでも、日経平均は前場では前日比プラスになる場面もあった。日米首脳会談を経て米政府が輸入自動車への追加関税を当面発動しない見通しとなったことを好感し、SUBARUやマツダなど輸出比率が高い自動車株が買われた。日経平均で見て8連騰していたので、今日の下げは自然なリズムと言えるだろう。ただ、上ひげを引いた陰線となったので、目先はやや軟調となるか?

FRBは2020年限りで利上げを完了するシナリオを示した。2021年末時点の政策金利見通しは3.375%(中央値)である。金利がそれ以上上がらないということで、本日は銀行株や保険株の売り材料とされた。しかし、中長期的に考えれば株式相場にも良い材料である。

中国が関税を引き下げた。11月から機械類、紡績品、紙製品など1585品目の関税下げを決定した。これにより、中国企業や消費者の関税負担は1兆円規模で減ると見られる。中国景気にとってはプラス要因である。

33業種中32業種が下げた。下落率トップ5は、石油・石炭(1位)、非鉄金属(2位)、電気機器(3位)、建設(4位)、サービス(5位)となった。

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