マイウエイ50年

yuhsanさん
yuhsanさん


皆さんこんにちわ。


昨日は23,000円についての強気派のお話でしたが、今日は私のお話です。


私は、大学卒業後食品会社に勤務しましたが、サラリーマン時代の1970年から株式投資を始め、今日まで50年間、日本株一筋に株を持ち続けています。


きっかけは若者向けの雑誌にあった読者からの投稿に「200万円を7年間に2億にして、南の島を買う」というのがきっかけです。200万円で株を買い、毎年倍にすると7年後には2億になり、その資金で南の島を買い彼女と一緒に夢のような生活をしようというものでした。


元手は母からもらった100万円と、会社を首になった時の蓄えの100万円で、三共株を買ったのが初めでした。投資資産は年々倍とはなりませんでしたが、あのバブルの時代には南の島を買えるほどまでになったのですが……。


バブル崩壊とともに資産はあれよあれよという間に減少し、リーマンショック時には、ブルーテント住まいを考えるほどにまで落ち込んでしまいました。多くの個人投資家は株式市場から離れてゆきましたが、私は夢を実現するには株以外にないと諦めませんでした。持株と投資方法を見直しを中心に、政治、経済、会計などを幅広く勉強したつもりです。


政権が変わりアベノミクスのおかげで持ち株の評価額は増加し、配当金で退職後の生活を支えるほどまでになりましたが、夢の実現には様々な障害がありそうです。島に一緒に住んでくれそうな彼女がいない、津波や災害時にどうするか、海賊に襲われるのでは……。


私は、株式投資の有り難さを実感していますが、世間では株価の上昇は一部のものに限られ、広く及ばないなどといっています。


それは「株を持ってないから恩恵が及ばない」のです。20年も続いたバブル後遺症のために、日本人の株価上昇に対するアレルギーは根強く、「上がれば売り」、「下がれば買う」という逆張り投資が、あいかわらず主流になっています。そのため、右肩上がりが続いた2017年度は、個人と投資信託の合計で8兆円もの株式資産が減少しているのです。個人の株式保有割合も一向に増えず、アメリカの5割は別としても欧米の2割強には遠く及ばない状況となっています。


政府も現金から株へなどといっていますが、政治も企業も株の話には逃げ腰で、マスコミも株がちょっと値上がりするだけでバブルだバブルだと騒ぎ立てます。株はいつまでたっても日陰者で、個人は株をやらないほうがいいといっているようです。

 
株価が上がれば、個人は資産の増加でホクホク、企業は賃金や雇用を増やし、国は税収の増加で借金を返済し、新卒者の雇用は増大し、皆ハッピーになるではありませんか。国内株の運用比率を上げているGPIFや、確定拠出年金資金は資産の増加から将来の年金不安を解消し、株価の上昇は国の評価基準にもなっています。


困るのは株価の変動で利益を上げているヘッジファンドや、市場変動が取扱手数料に繋がる一部の市場関係者くらいではないでしょうか。社会主義体制の国ですら市場経済を取り入れ、競争を通じて経済を効率化するため国の事業を民間に移行しています。今日、株式市場がない国は北朝鮮ぐらいかもしれません。


株を持つことが「誇り」になるような社会はできないのでしょうか。せめて「株を持つことの有り難さ」を実感できる社会ぐらいは。私は50年に及ぶ株式投資の知見と経験をとりまとめ、「波乗り投資法」という名前をつけ、「いい株をいい時に買って長期に保有することで株の有り難さを実感する」ことを多くの方に理解してもらうようにしております。


その方法として、電子書籍による出版、少人数のメンバーによる意見交換会、SNSによる投資家の方々からの投資情報の習得などです。書籍の出版では、高山悠のペンネームで
「極意波乗り投資法」
「バブル大研究」
「ためる・ふやす・あそぶ…生涯投資法」
など、グループ活動では関西中心に、仲間たちとの親睦を通じて投資法の研究や旅行などを行っています。


それにしても投資には、時間と時の利がないと大きな成果をえられません。投資には株価の見通しと銘柄選択がすべてですが、結果には時間が掛かります。それまでの長い辛抱に耐えられるか、結局は自己研鑽の場といえそうです。


私は今の相場についてはまだ上値はあると思いますが、天井期に近いことの認識です。ただ日銀が現在の政策を続けてゆく限り大きな下げはありません。あのバブルの時もその後の景気下落も、株価が不況の引き金を引いています。政府も日銀もこのことは熟知しており、株価暴落を引き起こさないよう最大限の努力をするはずです。


天井期は長く続きますが、日銀と企業の自社株買いそれに外国人の保有株式減により、市場に出回る浮動株の割合は低下しています。わずかの資金で株式が上下に大きく変動する傾向は一層強まります。


銘柄選別に当たっては、この点に注意を払い5年後に市場から姿を消している銘柄から、業績が上向き増配の可能性があり、過去に大相場のなかった銘柄に、ポートフォリオの入れ替えを行ってゆきたいものです。


明日からまだ相場が始まります。金曜日の大証もシカゴの先物市場も大幅な上昇で終わっています。


皆さまのご健闘を願っています。




3件のコメントがあります
1~3件 / 全3件
夢想人さん
残念ながら、上記の私のコメントは、「投資行動」の参考にはならないでしょう。

投資のやり方の指導をする際の参考にはなるでしょうが。
しかしながら、投資のタネ銭すらもたない、日々の生活でいっぱいいっぱいの、大多数の若者・一般庶民には、それすらも意味がないというのが現実だと思います。
yuhsanさん
コメントありがとうございます。
今後の投資行動の参考にさせていただきます。
夢想人さん
こんにちは。

ご高説、ごもっともと思います。しかしながら、

「株を持ってないから恩恵が及ばない」

これは、まさにそうなのですが、
一方で、「株は生活資金に手を付けてはダメ
余裕資金で・・・」
とも言われますが、私自身も、若いころは、余裕資金など一切なく、
バブルで潤っている人たちを指をくわえて眺めるだけでした。

「株を持ってないから恩恵が及ばない」

これは、余裕資金を一切持たない若者には残酷な言葉です。

親からの相続や贈与があれば良いのですが、
現実は、そんな若者は少数であって、このような考え方は、
「格差社会」をますます広げる結果になるだけ、

「パンが無ければケーキを食べればよい」と言い放った、
処刑された人の言葉のようにしか、
一般庶民には受け止められないと思います。
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