平成相場三昧伝 別伝保険篇(地震保険)

≪ザ・そうかいリポート≫ 

危険との対決(自然災害【地震】VS損害保険)


「猛暑のあとに地震あり」このフレーズは、どっかで讀みました。たしか関東大震災の前も、東京都は猛暑だったとか。

そして、今回の北海道胆振地震のまえの8月も全国的猛暑。

不吉をブログに附けてスミマセン。

このまま平成の御世が、災害ナシで終わるなら言ふことなし。


 地震保険は、新潟地震のあとで、田中角栄大蔵大臣の一声「よっしゃ~!地震保険をつくるぞ」で立ち上げたものです。


ただし、ことはさふ簡単には、進まなかった。

それは、世界最高の保険シンジケート・ロイズが再保険を断ってきたから。

すなはちリスクの分散ができなひ、ともいえるし、金融財(リスク・ファイナンス)として成り立たなひとも言へやふ。

そのため当時の大蔵省に地震保険特別会計が組まれ、また日本地震再生保険株式会社が新設された。

すなはち国が、保険者の官営保険となった。昭和41年設立。

スンマセン。表現がたどたどしくて。

なにせボクは、25年間、町の保険屋さんすぎなかった男。

ザックリとした地震保険史をおわります。

                    この稿、続く。


さぁ、實地に入らふ。

いま手元にあるのは、俺殿家(おいどんげゑ)の火災保険証券。三井住友の【GKすまいの保険】。


建物・・・・1500万円。

う~ん、人には満額入れと言ってゐながらも、やっぱ、これは2000万円が正しい。いずれ増額せやふ。

地震保険は、その半額の750万円。


家財・・・・500万円。

建物をへずって、そのぶん家財に500万円まわしたのか。

1000万円ぐらひが妥当か。鑑定人さんと昔、話したところ、10年以上生活すれば、ま、その家にもよるけれど、家財(動産)が建物(不動産建物)の価格を上まわるとか。うちには、そんな贅沢品ありませんけどね。

地震保険は、その半額の250万円。


つまり、俺殿家は、地震保険は総額1000万円。

気になる地震保険料は、毎年10600円

所得控除アリ。


        ≪想定保険金額受け取り≫

全損(家屋の80%以上の損害。)

・・・支払金額1000万


大半損(家屋の60%~80%の損害)

・・・支払金額600万円


小反損(家屋30%から60%の損害)

・・・支払金額300万円


一部損(10%から30%の損害)

・・・支払金額50万円


ハッキリ言って、あらためて、シンドイ数字だな。

家の立て直しは不可能だ。

たとえば、最悪その小反損60%未満にあたれば、こりゃあハッキリ言って、もふわが家には住めなひなぁ。家の半分以上が壊れてゐる。

300万円では、もふ一生仮設住宅だよ。それに取り片付け費用、建て壊し費用だってバカにならなひはずだ。

すぐに、あれやらこれやらの生活費に消えてゆくはずだ。

              この稿つづく。



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