日経平均、5度目の挑戦で23,000円台を回復

優利加さん
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昨日の米国株式相場は上昇した(DJIA +147.07 @26,145.99, NASDAQ +59.48 @8,013.71)。ドル円為替レートは111円台後半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げた。東証1部では、上昇銘柄数が1,557に対して、下落銘柄数は474となった。騰落レシオは96.31%。東証1部の売買代金は3兆3291億円。

TOPIX +19 @1,729
日経平均 +273円 @23,095円

TOPIXも日経平均も大幅続伸した。日経平均は5月以来5度目の挑戦でやっと終値ベースで23,000円台を回復した。9月13日にトルコ中央銀行が予想以上の大幅な利上げに踏み切り、新興国通貨安不安がとりあえず一服し、リスクオンムードが復活したことが背景にある。海外ヘッジファンドなどの短期筋が幅広い業種に買いを入れた。さらに、円相場が1ドル=112円前後の円安・ドル高水準に下落したことで輸出関連銘柄が上がり、相場を押し上げた。また、来週には自民党総裁選の投開票が実施される。総裁選後は、西日本豪雨や台風21号、北海道の震度7の地震などを考慮して、数兆円規模の2018年度補正予算が組まれるとの期待もある。これは日本経済にとってプラスとして働くはずであるが、気がかりもある。公共工事を拡大しても、人手不足で着工できない可能性があるからだ。また、消費者向けの補助金を出しても、将来不安のため貯蓄に向かうかも知れない。そうなると、財政出動があってもその効果は限定的となる。

来週以降は日米閣僚級貿易協議(FFR)が待っている。この協議の進展次第で株価が大きく動く。

33業種中27業種が上げた。上昇率トップ5は、電気機器(1位)、機械(2位)、海運(3位)、保険(4位)、精密機器(5位)となった。

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