信用買い残を信用売り残で割った値である「信用倍率」の低い銘柄の上昇が目立った。豊田通商と旭化成は同倍率が0.3倍台と低く、11日は株価がそれぞれ3%超上昇した。信用倍率が0.41倍の武田薬品工業は年初来高値を付けた。
北朝鮮が週末に新たな挑発行動などに出なかったことで、「空売りをしていた投資家が、ひとまず買い戻しに動いた」(松井証券の窪田朋一郎氏)。株価指数先物にもヘッジファンドなど短期筋からの買い戻しが入ったという。
ただ、北朝鮮を巡っては10月10日に朝鮮労働党の創建記念日が控えるなど、先行きは依然として不透明感が強い。
日経平均株価は前週末比270円(1.4%)高と反発したものの、終値は1万9545円と25日移動平均(1万9554円)を下回ったまま終えた。
ここから、昨年は23000円を年末迎えた。
決算見込みを念頭に仕込み銘柄を検討
【買ってはいけない銘柄】①IT関連(トラブル多発・人手不足)②転職関連(同様)