TOPIX ±0 @1,739
日経平均 +21円 @22,870円
米国とカナダの通商協議が進展するとの期待から米国株は続伸した。さらに、円相場が円安方向に動いたことも支援材料となり、TOPIXも日経平均も高く始まった。しかし、日経平均は前場で23,000円台を一時回復したが、大台の達成感からか利益確定売りが優勢となり、次第に失速した。トランプ米大統領が膠着している北朝鮮との非核化交渉に関連して中国政府を非難する声明を発表したことも相場の重しとなった。やはり、23,000円の上値抵抗線は今日も突破できなかった。
一昨日が「出会い線」、昨日が「トンカチ」、そして今日はほぼ寄り付き天井の陰線となった。日経平均が23,000円の壁を突破するにはより強力な支援材料が必要なようだ。そのような材料の一つは9月20日に開票される自民党総裁選だろう。安倍晋三首相の連続3選が有力視されている。実際に3選が決定すれば、欧州の投資家は政治の安定を重視するので、欧州投資家からの大幅な買い越しが見込まれる。
8月第4週(20~24日)の投資部門別売買動向によると、外国人は4週連続で売り越したが、売越額は840億円で、その前の週の3449億円からは大幅に減少した。
33業種中16業種が上げた。上昇率トップ5は、その他製品(1位)、鉱業(2位)、水産・農林(3位)、パルプ・紙(4位)、食料品(5位)となった。