TOPIX -11 @1,687
日経平均 -12円 @22,192円
TOPIXも日経平均も小幅安となった。中国をはじめとする新興国の景気減速懸念が高まっており、銅などの資源価格が大幅に下げた。これを受けて非鉄金属株の売りが優勢となった。中国ネットサービス大手のテンセントが減益決算を発表したのを受けて、半導体需要が鈍るとの思惑から半導体関連株に売りが出た。また、円相場が円高方向に振れたことも株式相場のマイナス要因となった。しかし、中国商務省が8月16日、王受文商務次官が8月下旬に訪米し、貿易問題を巡ってマルパス米財務次官と事務レベルで協議すると発表した。これを受けて、貿易摩擦が和らぐとの期待が広がり、株価指数先物の買い戻しを誘った。値がさ株には裁定取引に絡む買いが入った。
日経平均の日足チャートを見ると、ひげを無視すれば、昨日の陰線の終値に対して本日は陽線の終値がぶつかる「出会い線」の形となった。この2日間で売りの圧力と買いの圧力が正面からぶつかり4つに組んでいる。
33業種中29業種が下げた。下落率トップ5は、石油・石炭(1位)、非鉄金属(2位)、化学(3位)、情報・通信(4位)、倉庫・運輸(5位)となった。