閑散相場に入る

優利加さん
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昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -74.52 @25,509.23, NASDAQ +3.46 @7,891.78)。ドル円為替レートは110円台後半での推移だった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が491に対して、下落銘柄数は1,541となった。騰落レシオは111.93%。東証1部の売買代金は2兆6162億円。

TOPIX -20 @1,720
日経平均 -300円 @22,298円

TOPIXも日経平均も大幅続落した。2018年4~6月期の実質GDP速報値が市場予想を上回る伸び(年率1.9%>事前予想1.3%)となった。これを受けて日経平均は小幅高で始まったが、半導体関連銘柄が売られるとすぐに反落し始めた。また、日本政府が本日午前に閣僚級の貿易協議(FFR)を開催したが、合意に至らず、協議を続けることが決まった。最終的な合意内容次第では、週明けの日本株が下落すると懸念され、ヘッジファンドなどが株指数先物を先回りして売った。

トルコリラが急落している。トルコへの貸出規模が大きい欧州の金融機関の信用不安が懸念されるため、円相場が対ユーロで急速に上昇した、これが日本株の売りを加速した。

国内主要企業の4~6月期決算発表は終盤を迎えた。これからお盆休みに入るので、名実ともに閑散相場に入りそうだ。従って、8月は株価が軟調になりやすい。しかし、経験則では9月には上げやすい。とうことは、業績見通しが悪くないのに相場全体の下げに連れやすして下げている銘柄は買い候補ということになる。もし、貿易戦争が9月初旬(米国中間選挙)までに収束すればこのシナリオはさらに実現性が高まる。

33業種中32業種が下げた。下落率トップ5は、鉱業(1位)、海運(2位)、不動産(3位)、保険(4位)、情報・通信(5位)となった。


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