テルモは8日、2019年3月期の連結営業利益(国際会計基準)が前期比1%減の1080億円になる見通しだと発表し、5%増の1145億円を見込んでいた従来予想から一転して減益となるそうです。
国内の主力工場で生産トラブルから出荷が遅延しているため、カテーテル関連の販売が想定を下回るようです。
売上高に当たる売上収益は2%増の5970億円と、従来予想から110億円引き下げたそうです。
愛鷹工場(静岡県富士宮市)の滅菌工程を評価する手法で「確認すべき事項が判明した」(同社)ため、5月下旬から一部製品の出荷を停止したそうです。
出荷遅延に伴って主力のカテーテル製品の売り上げが下振れる見通しのようです。
純利益は従来予想を50億円下回り、14%減の785億円となる見通しで、出荷遅延の影響に加え、米法人減税で前期の税金費用が一時的に減った反動が出ているようです。
同日発表した2018年4~6月期の連結決算は、売上収益が前年同期比3%増の1430億円、純利益は11%減の180億円で、出荷遅延と新興国通貨安による為替差損が響いたようです。
記者会見した北畠一明常務執行役員は「9月には出荷が正常化できる」と話したそうです。
けっこう大きな影響が出ていたんですね。
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