10日、25日、60日の各移動平均線が収斂してきた

優利加さん
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昨日の米国株式相場は大幅続伸した(DJIA +126.73 @25,628.91, NASDAQ +23.99 @7,883.66)。ドル円為替レートは111円台前半での動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が1,039に対して、下落銘柄数は984となった。騰落レシオは109.94%。東証1部の売買代金は2兆5466億円。

TOPIX -1 @1,745
日経平均 -18円 @22,644円

TOPIXも日経平均も小幅安となった。材料不足で夏枯れ相場となっている。米中貿易摩擦の激化という悪材料にも反応が鈍くなっている。7月30~31日の日銀の金融政策決定会合で金融政策の微調整が発表されてからは一段と相場が膠着している。相場の膠着が長引くと異なった期間の移動平均線が徐々に収斂してきてエネルギーが溜まっていき、早晩、上下どちらかへ放れることになる。日経平均の10日、25日、60日の各移動平均線が収斂してきた。同じような局面を求めて過去数年を振り返ってみよう。20116年6月初旬は収斂後、下放れた。2016年10月は上放れた。2017年3月中旬は下放れた。2017年8月初旬は下放れた。今回はどちらへ放れるか?

上昇企業が8月8日までに発表した2018年4~6月期決算の集計によれば、純利益は29%増加した。しかし、2019年3月期予想の純利益は0.4%減である。株価全体が大きく上げる材料にはならない。

33業種中21業種が下げた。下落率トップ5は、石油・石炭(1位)、ゴム製品(2位)、食料品(3位)、建設(4位)、ガラス・土石(5位)となった。


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