TOPIX +13 @1,746
日経平均 +155円 @22,663円
米国株か小幅続伸したこと、上海株が大きく反発したことを好感して、TOPIXも日経平均も上げた。ソフトバンクは2018年4~6月期決算が良かったため大幅高となり、この1銘柄だけで日経平均を約70円上げた。上昇企業が8月7日までに発表した2018年4~6月期決算集計によると、純利益は12%増加したが、2019年3月期予想の純利益は3%となっている。これでは相場全体が大きく上げるのは難しそうだ。
米国株が独歩高となっているが、NYダウ平均株価はダブルトップを形成しそうに見える。米国株高の理由の一つが大幅減税というカンフル剤である。しかもこのカンフル剤は景気が悪いときに打たれる通常のものと違い、景気が良い時に打たれたものである。景気はかなり良くなると過剰に期待され、株価は割高になっていないだろうか。金融緩和は終わり、徐々に引き締めの方に向かっている。財政赤字がGDPの5%まで拡大(1兆ドル)している中で、長期金利にも上昇圧力がかかりやすい。もし、割高まで買われたとすれば、落ちるときは速い。そうなれば日本株も無傷ではいられない。好事魔多し。だから日本株の上昇力が弱いのかも。
33業種中27業種が上げた。上昇率トップ5は、石油・石炭(1位)、情報・通信(2位)、鉱業(3位)、建設(4位)、保険(5位)となった。