ユリウスさんのブログ

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日本政府は脳死状態か?

政府に国を守る気概はあるのだろうか?

(1)2,3日前に金総書記の重病説が流れてから、日本政府は何をしたか?
 町村官房長官は「さまざまな情報はあるが具体的なコメントしない」との立場を表明しただけだ。翔年はコメントしないのではなく「コメントしようにも能力がなくてコメントできない」と解釈している。具体的意味は、
・ 自前の情報収集能力を持たない
・ たとえ、情報を得られても、情報分析能力がない
ということ。

 新聞の伝えるところでは「三谷秀史内閣情報官が福田康夫首相に約15分間、総書記の容体をめぐる情報の分析を報告した」そうだが、やっかいな隣国の動静にこんな程度の対応でいいのか? 福田総理が他人事みたいな顔つきで聞いていたのだろうか。
 米国も韓国も中国も具体的な情報収集に動き、まさか時の対応について真剣な検討をしているというのに。

 日本のマスコミも、自民党の総裁選挙や衆議院の解散、総選挙など内向きの報道ばかりで、国際的な視野を持たない。国の安全など二の次みたいな扱いをしている。

(2)今朝の高知県沖で領海侵犯をした国籍不明の潜水艦についてはどうだったか?
 潜望鏡の確認から官邸への連絡まで約1時間半もかかっている。これでも国民が安心できる政府なのか? 

 前回の中国の原子力潜水艦の領海侵犯事件でも、北朝鮮のスパイ船の領海侵犯事件でも、首相への報告は相当遅かった。そして取り逃がしている。つい最近、首相への連絡の遅れが問題となったばかりのイージス艦とあたごの衝突事故の反省も全然生かされた形跡は覗えない。
 それに何よりも、「中国の潜水艦は旧式だから音が大きくて探知しやすい」なんて言っておりながら、領海を侵され、その追尾さへもできずに「問題なく逃げていただいている」自衛隊は一体何のための組織なのだろうか? 領海侵犯した国を特定し、それに抗議することがそんなに怖いのだろうか? そういうことでよしとしている自衛隊でいいのだろうか? 自衛権すら放棄している軍隊って、一体なんだ!


 「『鈍感力』を磨くと何の心配もなくて幸せになれる」と思っていたら、当面は糊塗できても、その先に大きな不幸が待ち受けていることを政治家は想像できなければならないと思う。政治家の責任は重い。
 
人間ならば誰にでも、すべてが見えるわけではない。多くの人は、自分が見たいと欲する現実しかみていない。  -ユリウス・カエサル-
2件のコメントがあります
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    みやまな鉄砲長さん
    2008/9/15 10:56
    こんにちは、ユリウスさん

    政治家は鈍感力の点がずれてるような気がしてなりません。。。
    いつもうやむやっていう対応になってしまって、
    それが生かせてないのも事実で、、、

    思うに
    賢い対応を求めてるわけでもなく、
    行動から実行がほしいといつもおもってしまいますm(__)m
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    ユリウスさん
    2008/9/27 09:39
    みやまな鉄砲長さま

    おっしゃるとおりですね。
    ウヤムヤにするのではなく、ことが起れば、直ちに毅然とした対応をとるひつようがあることがあるのです。

    今回の潜水艦騒ぎは二頭?の鯨を潜望鏡と見誤ったとか言っていますよ。
    戦った相手が鯨だったというようなことで、自衛のための戦争ができるのでしょうか? 
    気概もないし、技術も未熟ということです。
    「潜水艦よ、早く逃げて行ってくれてありがとう」と艦長はつぶやいたのかも?
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