2018.07.11
早昼に入っていたら、昨日大学生の甥っ子がきたと、つれあいからメルが入っていた。
床上浸水した学友の実家に、片付けの応援に行ったらしい。行く前にあっちの家に寄って、高圧洗浄機と、電動ポンプ、扇風機を強奪していったのだそうだ。
甥よ、持って行くもんが、わかってんじゃねーか^0^!
被災地近辺では、まず売り切れている。貸し出してくれる役所もあるが、まあ無いと思った方がたしかだ。
個人宅では、水害のあと、水が引いて、3日が勝負どころだ。水が引きだしたら洗う、引いたところから洗う、待っていてはいけない。洗う。
乾かす、ゴミを出す。写真をとる。
洗える状態にあるのなら、寝る間を惜しんで、洗う! 洗う! 洗う! とにかく洗う。
水道水が出るようなら、必死で洗いまくって、乾かしまくる。
「電動ポンプ」で排水 + 「高圧洗浄機」で洗いまくり + 「電動ポンプ」で排水 ができれば、全然ちがう。「扇風機」フル稼働で乾かす。
家の基礎やら床板やらを、手作業で洗っていたのでは、3日なんてあっというまに終わる。
3日でどこまでできるかで、家の寿命はとんでもなく変わる
地面や建物が乾き出すと、巻き上がる土埃は、粒が小さい。あっちこっちで断線する。使っていないコンセントは、速攻ガムテ貼りする。
被害がなくとも、被災地から近いなら、ガムテ貼りはやったほうがいい。
被災後、2ヵ月前後、ゴミ代が無料になる自治体が多い。捨てるものはここで捨てきらないと、その後、有料になったときのゴミ代が、ハンパなくなることは、過去の水災が証明している。迷ったら捨てたほうがベターだ。
被害状況写真撮りまくりする。役所に出さねばならないことも多いし、保険会社への請求にも、あとから写真がきいてくる。
学友の実家は、水道と電気が使えるそうだ。水が、電気が、使えるか使えないかの差は大きい。水が生きていて心底助かったと、甥からもメールが入った。
何か送ろうかと、学友の兄から連絡が入ってた、とも書いてあった。
「お金さま」を送れと学友である弟に言わせろ。
水道代からして、ハンパない請求書がくるぞ。軽くン万円でくるぞ。被災地の水道代が、タダになると思っている人は多いが、そうとは限らない。
被害総額は、想定内の金額では、収まらないのが水災だ。
土木系、防災系、危機管理系の友人知人も被災地に入っているが、まだ被害の全体像が見えたとは言いがたい。
データーになって上がってきたとき、絶句しそうが気がする