下向きの25日移動平均線を上抜けできるかどうか

優利加さん
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昨日の米国株式相場は大幅高となった(DJIA +320.11 @24,776.59, NASDAQ +67.81 @7,756.20)。ドル円為替レートは111円台前半の前日比円安水準で動いた。本日の日本株全般は下げる銘柄の方がやや上回った。東証1部では、上昇銘柄数が932に対して、下落銘柄数は1,094となった。騰落レシオは81.79%。東証1部の売買代金は2兆6087億円。

TOPIX +4 @1,716
日経平均 +145円 @22,197円

米国株高と円安を好感して、TOPIXも日経平均も3日続伸した。円安を受けて、自動車、機械、電気機器など幅広い外需株が上げた。最近は下げが目立っていた非鉄金属も上げた。大引け間際には決算日を迎えた主なETF運用会社が分配金支払に必要な現金を作り出すためにまず株価指数先物を売り、それが現物株指数を押し下げたと見られる。

TOPIXのチャートを見ると5月30日安値@1,731が上値抵抗線となっており、今日の高値@1,731はちょうどその抵抗線にタッチしたところで跳ね返された。日経平均は25日移動平均線が下向きとなっており、下から上がってくる株価は下へ跳ね返されやすい(2018年2月~4月)。逆に25日移動平均線が上向きの時(2017年10月~2018年1月)は株価が下げてきても上に跳ね返されやすい。

33業種中21業種が上げた。上昇率トップ5は、石油・石炭(1位:出光と昭和シェルの合併話がまとまったことを好感)、非鉄金属(2位)、電気機器(3位)、海運(4位)、機械(5位)となった。

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