NY市場は3連騰!
市場はトランプ政権が仕掛けた貿易戦争は中国叩きが目的で
同盟国や友好国との貿易摩擦は逆に解消へ向かうと判断している様です。
そもそも米中貿易戦争が起こったのは、中国による知的所有権の侵害が発端です。
米国民を対象とした先の世論調査で
貿易戦争には反対だが、対中貿易戦争は支持するという回答が多かったのも
そのことを物語っていると思います。
因みに、NY市場3連騰の主な要因として、ロイターニュースは
間もなく始まる企業決算への期待が高いためと報じていますが
実際は市場がトランプ政権による中国叩きを支持すると同時に
世界的な貿易戦争はむしろ縮小へ向かうとの見方が原因だと思われます。
つまり同盟国や友好国に対する関税引き上げはフェイクだったという訳です。
従って、EUとの間で自動車の関税を撤廃する動きがある様に
今後同盟国や友好国に対する関税引き上げ措置を軽減または中止し
改めて2国間交渉を行う可能性が高いのではないかと考えています。
こうした流れを受け、東京市場の株価も急反発。
新興市場も落ち着きを取り戻し一安心というところですが
中国の「株安・元安」が
2015年8月に起こった「チャイナショック」の再発に繋がる恐れもあり
売買が細る夏季休暇期間は、念のため注意して置きたいと思います。