才能というもの

唯我さん
唯我さん
 つれあいが、NHK朝の連ドラ半分青いを見ていた。ついついみてしまった。
 おそろしいナレーションがあった
 才能というものはあふれ出すときには際限なくあふれ出すのに、ある日突然、3日前の風船のようにしぼむ。しぼんでしまったら、もう元には戻らない。
 ぞっとした。
 そういう場面を、何度も何度も何度も何度も見てきた。
 あっちの回りには、天才系が何人もいる。天才と勘違いした適正アリくんも何人もいる。

 才能に対抗できるのは継続力だ。これはまちがいない。あっちがずっと使ってきた手だ。
 
 あっちは、アスリートの世界では生きていけないと思う。あの世界は究極、1位だけが勝者で、後は全部敗者だ。
 画家が才能で飯を食うように、美しい人間が美貌で飯を食って何が悪いと思う。ただ、才能はある日突然しぼみ、美貌は必ず色あせる。

 才能があふれているうちに、才能に頼らなくても維持できる力を身につける。才能の期間というやつは、長かれ短かれ、みんなにやってくる。
 その間に、閃きやら勢いに助けられているあいだに、そんなものがなくてもやっていける力を身につける。自分は天に選ばれた者だなんて勘違いをせず、天が気まぐれで助けてくださっているあいだに、なんとか安定させる。
 たぶんそういうことなのだと思う。

 1週か2週に1,2度、師匠のブログを読みに行く。
 師匠、あっちはそうは思いませんぜと、つっこんでしまうことがしょっちゅうある。
 それでも、この師匠でアタリだったと嬉しくなるのは、師匠が常々こう言っておられるからだ。
 「トレードは、才能より労力、労力より玉」

 トレードはアスリートの世界とは違う。1位以外はみな敗者の世界とは違う。上位千位だって、圧倒的勝者だ。
 そして、才能がなくても、労力が十分モノをいってくれる世界でもある。
 
 だからあっちは、トレードって世界にいるのだ。
 兼業だけど。
 


 
 
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