東証4日ぶり反発 リーマン身売り観測で銀行株買い戻し

kuma_kuroiwaさん
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 12日の東京株式市場で日経平均株価は4日ぶりに反発した。大引けは前日比112円26銭(0.93%)高の1万2214円76銭。経営難にある米証券大手リーマン・ブラザーズの身売り観測をきっかけに、大手銀行株を中心に幅広く買い戻された。11日の米株式相場の上昇を受け、ソニーなどこのところ下げの目立ったハイテク株の一部にも買いが入った。ただ、世界景気の減速懸念や米国の金融システム不安は消えず、積極的な買いは続かなかった。日経平均の上昇幅は前日までの3日間の下げ幅(521円)の2割程度にとどまった。東証株価指数(TOPIX)は反発した。
 3連休を控えた週末とあって、売り手も買い手も手じまいが中心で、新規資金を投じる動きは目立たなかった。このところ外国為替市場で円が対ユーロや対ドルで堅調なことから、トヨタやホンダ、日産自など自動車株に売りが出て、日経平均は後場、小幅安に転じる場面もあった。


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