12日株式市場前引け（ランキング）

[トロンボーンさん]

12日の前場の東京株式市場で日経平均株価は反発した。
前引けは前日比△128円49銭（1.06％）高の１万2230円99銭。
前日までの３日続落で500円あまり下落していたため、11日の米株相場の上昇をきっかけに幅広い銘柄が買い戻された。ただ、世界経済の減速懸念や米国の金融システム不安から積極的に新規資金を振り向ける投資家は少なく、朝方の買いが一巡すると日経平均は伸び悩んだ。東証株価指数（ＴＯＰＩＸ）も反発した。

　米東部時間11日夕、「米財務省や米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が米証券大手リーマン・ブラザーズの身売り交渉をあっせんしている」と米紙ワシントンポスト（電子版）が報じた。今後の成り行きを見極めたいとして、国内では銀行株を空売りしていた参加者がいったん買い戻しに動いたという。

　寄り付き前に発表された４―６月期の国内総生産（ＧＤＰ）改定値は前期比年率3.0％減と速報値の2.4％減から下方修正されたが、市場予想通りと受け止められ、特に材料視されなかった。

　前引けで東証１部の売買代金は概算１兆7416億円、売買高は同14億6340万株。株価指数先物・オプション９月物の特別清算指数（ＳＱ）算出に絡む特別な売買の影響を除くと売買代金は１兆円前後だったようで、前日の同時点並みだった。東証１部の値上がり銘柄数は1170、値下がりは442、横ばいは107だった。

　三菱ＵＦＪ、三井住友ＦＧが高く、アイフル、武富士が上げた。郵船、商船三井が堅調で、新日鉄、ＪＦＥは上昇。アドテスト、東エレクは大幅高。

半面、東芝が年初来安値を更新し、トヨタ、ホンダ、スズキが下げた。キリン、味の素は軟調だった。

　東証２部株価指数は小反発。オリコ、中央電が上げた。半面、明治機、ラオックスが下げた。

■値上がり率上位11:00
順位 銘柄 現在値
1 ロプロ 54 (+38.46％)
2 シーズクリエ 2,620 (+18.02％)
3 東栄住宅 362 (+16.40％)
4 ケネディクス 92,200 (+12.17％)
5 飛島建 19 (+11.76％)

■値下がり率上位11:00
順位 銘柄 現在値
1 創建 147 (-14.53％)
2 浅沼組 70 (-9.09％)
3 アゼル 44 (-8.33％)
4 三住建設 63 (-7.35％)
5 東日ＣＬＧ 64 (-7.25％)

■出来高上位11:00
順位 銘柄 現在値/出来高
1 住金 403 (51,076,000)
2 三菱ＵＦＪ 850 (50,379,400)
3 新日鉄 458 (32,960,000)
4 東芝 502 (25,416,000)
5 三菱重 473 (16,441,000)

■業種別株価指数ランキング値上がり率上位11:00
順位 業種 現在値
1 その他金融業 481 (+4.48％)
2 海運業 1,055 (+3.68％)
3 銀行業 240 (+3.22％)
4 卸売業 986 (+3.07％)
5 鉄鋼 945 (+3.04％)