TOPIX +11 @1,789
日経平均 +198円 @22,823円
米国株の大幅高を受けて、幅広い銘柄が買われTOPIXも日経平均も続伸した。日経平均は5月21日の戻り高値@23,050円が視野に入ってきた。欧州金融政策の正常化が見込まれる中、長期金利が上げてきたので、利ざやが改善するとの期待から米国では金融株が買われた。その流れを受けて、東京市場でも銀行株や証券株が上げた。円相場が対ユーロでも対ドルでも円安基調となっているのを好感して自動車、機関、電気など輸出関連株が買われた。
海外投資家は5月最終週(5月27日~6月2日)に5,276億円の大幅な売り越しだった。しかし、6月に入ってからは、米国景気の拡大が世界的な株高につながるとの期待から、日本株に見直し買いを入れているようである。5月の米雇用統計や米サプライメネジメント協会(ISM)の景況感指数などは良好な内容だったことが背景にある。
33業種中25業種が上げた。上昇率トップ5は、証券(1位)、化学(2位)、その他製品(3位)、パルプ・紙(4位)、ガラス・土石(5位)となった。