5月21日の戻り高値@23,050円が視野に

優利加さん
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昨日の米国株は大幅高となった(DJIA +364.41 +25,146.39, NASDAQ +51.38 @7,689.24)。ドル円為替レートは110円に近い109円台後半での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,555に対して、下落銘柄数は462となった。騰落レシオは99.96%。東証1部の売買代金は2兆5451億円。

TOPIX +11 @1,789
日経平均 +198円 @22,823円

米国株の大幅高を受けて、幅広い銘柄が買われTOPIXも日経平均も続伸した。日経平均は5月21日の戻り高値@23,050円が視野に入ってきた。欧州金融政策の正常化が見込まれる中、長期金利が上げてきたので、利ざやが改善するとの期待から米国では金融株が買われた。その流れを受けて、東京市場でも銀行株や証券株が上げた。円相場が対ユーロでも対ドルでも円安基調となっているのを好感して自動車、機関、電気など輸出関連株が買われた。

海外投資家は5月最終週(5月27日~6月2日)に5,276億円の大幅な売り越しだった。しかし、6月に入ってからは、米国景気の拡大が世界的な株高につながるとの期待から、日本株に見直し買いを入れているようである。5月の米雇用統計や米サプライメネジメント協会(ISM)の景況感指数などは良好な内容だったことが背景にある。

33業種中25業種が上げた。上昇率トップ5は、証券(1位)、化学(2位)、その他製品(3位)、パルプ・紙(4位)、ガラス・土石(5位)となった。

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