日本玩具協会は、7日から始まる玩具見本市に先駆けて、2018年に発売する優れた玩具を表彰する「日本おもちゃ大賞」を発表し、あわせて2017年度の国内の玩具市場が微減の8000億円だったことも発表したそうです。
「ユーチューブ」上で、玩具を開封していく動画が世界的に人気を集めており、今年は開封にこだわった玩具に注目が集まるようです。
おもちゃ大賞は7つの部門ごとに大賞を発表し、タカラトミーアーツのスマートスピーカーから着想を得た「おせっかいなスマート貯金箱 バンクワン100円玉専用/バンクニャン 500円玉専用」がイノベイティブ・トイ部門で大賞に選ばれるなど、交流サイト(SNS)などで話題を集めそうな商品が多く受賞したそうです。
60周年を迎えた「野球盤」や50周年の「人生ゲーム」など周年記念の玩具も選ばれたそうです。
今年は「『サプライズトイ』が最も注目されているものの一つ」と日本玩具協会の伊吹文昭氏は説明したそうです。
「サプライズトイ」とは、玩具を開封する行為や開けるまで何が入っているか分からない驚きを楽しむ玩具で、ユーチューブで活動する「ユーチューバー」が玩具を開封している動画が世界的に人気を集めており、需要を見込んでいるようです。
タカラトミーの「L.O.L.サプライズ!」やセガトイズの「WHO are YOU?」が今後発売を予定しているそうです。
タカラトミーの富山幹太郎会長は「一時はスマホにおもちゃが取られるのではと言われたが、スマホでユーチューブのおもちゃ動画をたくさん見てもらえている。これはチャンス」と期待しているようです。
玩具市場は「妖怪ウォッチ」や「アナと雪の女王」などがヒットした2014度以降、4年連続で8000億円を維持したそうです。
2017年度は女児向け玩具とハイテク玩具が市場に大きく貢献しており、女児玩具はバンダイの「レミン&ソラン」やタカラトミーの「ウーニーズ」などの新商品がヒットし、ハイテク玩具はタカラトミーの「うまれて!ウーモ」や「COZMO」などが話題を集めたそうです。
子どものころ、「野球盤」や「人生ゲーム」でよく遊びました。
今の時代にもまだ生き残っているのはうれしいですね。
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