ネットを調べてみた。
すると、驚いたことにそういう問題をすっ飛ばして、
なんと、冷凍のまま肉を焼く方法というのがあるのを知った。
そんな方法がホントウなら、
解凍する時間が浮くし、とても便利なのだが。
2017年あたりにTVで紹介されたらしい。
米国で、解凍して焼いた肉と、冷凍のまま焼いた肉とで
アンケート調査したところ、後者の方がうまいという結果になったという。
ただし、不明な点も多いので、
相当に試行錯誤が必要になると思われる。
たとえば、火加減、加える水の量、
水じゃなくって酒の方がいいんじゃなかろうか、
などなど、疑問点が色々思い浮かぶ。
次に、牛かたまり肉を焼く方法を書いてみる。
1 熱したフライパンに、冷凍肉をブチ込む。
2 すぐにフタをして、片面を2分焼いてみる。
3 次に、肉をひっくり返して、フタをしてもう2分焼いてみる。
4 次に、火を止めて、3~5分放置プレイしてみる。
5 できあがり。たぶん、旨いんじゃないかな。
フライパンに水をどれくらい入れるのだろうか?
あるいは、入れなくてもイイのだろうか?
油やバターなどはひかないのだろうか?
いったいいつ、塩こしょうを振っているのか?
わからないことが多すぎる。
*
書き手によっては、
鶏、牛、豚などによって加える水の量を変えている記事があったりする。
しかし、水の量を変えることがどのていど焼き具合に影響するのか不明だ。
要は、蒸し焼きにすると、冷凍肉でもはやくきれいにやわらかく焼ける、
ということらしいが。
かようにこの世のレシピには、
不具合が多すぎて困る。
薬の世界だと、こういうレシピは有り得ない。
誰が作ったって同じものができるように、
薬の作成手順はきっちりと決められている。
それは製薬会社の工場のみならず、
病院でてがけている院内製剤だって、そうだ。
(しかも、純度が保たれているかなど確認・安定性試験まである)
そういう角度から料理のレシピを見ると、
改善の余地が莫大にあるってことを感じる。
特に、初心者に向けて書かれたレシピ書籍には。
(ひょっとしたら、そういうつもりで書かれた書籍がないのかも知れない)