問題に対して「後手に回る」が、けっこう言われているので思い出した。
ただし、後手の英訳はフィードバックではありません。
feedbackを最初に習ったのは電気回路でリアルタイムに出力を入力に帰還させて、結果出力の変動を緩和する仕組みであり、一般に「後手に回る」というのは、もともと相手が存在していて、相手に先手を取られたことなのだが、それを広げて、対策が後付けになったというときにも使われているようです。
というわけで、社会問題については、フィードバックは「後付け対策」とでも言えばよいでしょうか。
対応を間違えると、火に油を注ぐ、SNS風に言うと炎上することもありえますね。
feedforwardは、外乱に対して、それを打ち消すような処理を前もって入れるような仕組みなので、後付けよりは賢い感じがしますね。
これまた適切な対応でないと、逆に振れることもあるかもしれませんが、社会問題等では、前もって対策を打つということになりますね。
ハードウェアでは、あくまでもフィードバックは制御の基本ではあり、「後付け対策」と言ってしまうとちと言葉が悪いし、フィードフォワードはフィードバックを補完するように使うと思います。先進医療でも、いい治療を前提に、予防も重視するようになりました。
ただ社会問題や国際政治では、今やフィードフォワードが中心のように見えますが、日本はどうですか(^^)?