日大事件で、危機管理学部の存在が話題になったので、あらためて考えてみた。
もともとリスクというのは、起きるか起きないか、悪いか悪いくないかも分からない不透明な状態を言うので、リスク管理というのは、そのリスクが実際の問題として起きてしまうことを防ぐのが主となる。
リスク項目を評価して、起きそうもない、起きても影響なさそうとなれば放置してもよいし、重大な問題が起きそう、ということであれば、その発生確率を減らしたり、それでも起きたときの対応を打っておくのだ。
危機管理は、その名の通り、リスクの中でも危険なものへの対策で、かつ、起きてしまったあとの後始末、復旧なども管理する。
今回のアメフト問題は、実際に問題が発生して被害者も居る状態なのに、その対応が後手に回り、かつ誰がどうみても信用されないような言い訳に終始しているので、これでは、直接関係なくても日大危機管理学部って何なのさ、という風評被害が出ても仕方無い状況ですね。