優利加さんのブログ

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日経平均、23,000円台を回復!

先週金曜日の米国株式相場は高安まちまちだった(DJIA +1.11 @24,715.09, NASDAQ -28.13 @7,354.34)。ドル円為替レートは111円台前半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄ががやや多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,068に対して、下落銘柄数は933となった。騰落レシオは125.26%。東証1部の売買代金は2兆1284億円。

TOPIX -2 @1,814
日経平均 +72円 @23,002円

TOPIXはわずかに下げ、日経平均は小幅続伸した。日経平均は節目の23,000円をなんとか回復した。5月17~18日の米中貿易協議で米国の貿易赤字縮小に向け、中国が対米輸入を拡大することで合意した。これを受けて、ムニューシン米財務長官は具体策の協議中は追加関税の発動を見送る方針を示した。このように米中の貿易摩擦問題への懸念が後退したことに加えて、円相場が約4ヶ月ぶりに111円台前半まで円安・ドル高に振れたことが好感された。さらに、香港や上海株も上げたことが日本株相場を支えた。

日経平均オプション6月物で、コールの買いが増えてきている。売り方が、株式相場の上昇は限定的と見てコール売りが多かったため割安感が高まったからだ。コールの売り方は今ころ少し慌てているかもしれない。日経平均が23,000円を明確に上回ってくると、コールの売り方はコールを買い戻さざるを得なくなる。投資家のコールの買い戻は、その相方の証券会社のポジションに影響を与える。投資家の売り注文に応じて証券会社がコールを買うと、相場の変化に対してポジションを中立にするため、オプションのデルタ(例えば、+0.5)相当する額だけ株価指数先物を売る(-0.5)という操作をする(デルタ・ヘッジ)。これは簡単に言うと、株価が下げると買ったコールの価値も下がるので、その減価分を先物売りで稼いで相殺しようという操作である。ということは、コールが買い戻されると、デルタ・ヘッジによる先物売りポジションそのものが必要なくなるので先物を買い戻し、その分だけ株価の上げを加速する方向に力が働く。

33業種中15業種が上げた。上昇率トップ5は、ガラス・土石(1位)、機械(2位)、空運(3位)、情報・通信(4位)、サービス(5位)となった。

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